陽風を感じて

harukaze wo kanjite - feel the sun and the wind

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PBPをどのくらいのスピードで走ればいいか

2007 06/28
(木)

半年ほど前の記事だが、オダックス埼玉のサイトで山口RさんがPBPをどのくらいのスピードで走れば時間内に完走できるかという試算を行っている。これにならって私も試算を行ってみた(捕らぬ狸の、を承知で・・・)。厳密には各PCのクローズ時刻も考慮しないといけないが、ひとまずそれは置いておく。

PBP公式サイトによると、距離は1225km。これを90時間で完走するには。

まずは走っていない時間の計算。


  1. 山口Rさんの試算と同じく、Loudeac(往路)、Loudeac(復路)、Mortagne-au-Percheの3ヶ所で睡眠を取るものとする。1ヶ所あたり7時間滞在するとして(7時間滞在しても、おそらく寝られるのは5時間程度だろう)、計21時間。

  2. 睡眠を取るPCを除くPCは11ヶ所(だと思う。往路のMortagne-au-PercheはPCではないので実際は10ヶ所だが、食事をするかもしれないので数に含めておく)。1ヶ所あたり1時間滞在するとして、計11時間。

  3. PC以外の休憩、パンクやメカトラ、ミスコース等の予備として(あ、シークレットポイントの時間もあるな)、5時間。


以上、走っていない時間は 21 + 11 + 5 = 37時間。
走る時間は 90 - 37 = 53時間。

  1225km ÷ 53h = 23.1km/h

やはり「23km/h」ペースで走らないといけない。
睡眠を取るPCの滞在時間だけをマイナスすると、90 - 21 = 69時間。

  1225km ÷ 69h = 17.8km/h

つまり休憩・予備込みだと「18km/h」ペースで走らないといけない。これより遅くなれば、休憩を削るか睡眠を削るかだ。

ひたすらアップダウンが続くPBPのコースを平均23km/hで走れるか・・・。率直な感想をいうと「結構速いな」。私にとっては楽なペースではないと思う。しかも後半どんどんペースが落ちてくるはずだから、最初から23km/hで走って「いいペースだな」なんて思っていたらタイムアウトだ。体力を温存しつつ、持てる力をすべて出し切って走らないといけない。

実際はどうなるのか全然わからない。睡眠はもうちょっと少なくてすむかもしれないし、トラブル出まくりでものすごく時間を食うかもしれない。食事もPCではなくカフェとか(?)で取ればまた違ってくるだろう。いずれにしても、せっかくフランスまで走りに行って時間に追われ、景色も見ずに苦しい思いだけをして帰ってくるんじゃもったいない。景色や現地の人との交流を楽しみながら、余裕を持って走れるようだといいのだけれど・・・。

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子ノ権現はきつかった!

2007 06/24
(日)

takaさんの記事に刺激され、昨日は奥武蔵グリーンラインと天目指峠へ走りに行くことにした。天目指峠はこれが初めて。ショートクランク(適正長クランク)に慣れるためにもできるだけ上りを走っておきたい。

6:21両国駅発の総武線で輪行し、山手線~7:06池袋駅発の西武池袋線(西武秩父線)と乗り継いで8:00に高麗駅に到着。高麗駅は初めて利用したが、輪行にはなかなか便利な駅だった。ローカル駅ながらエレベーターがあり、コインロッカーも改札の外にある。駅前のスペースが広く、車椅子用の広いトイレもあるし水道もあった。これは飯能駅よりいいかもしれない。

空はきれいに晴れていて、とても梅雨の最中とは思えない。梅雨入りの発表があってから2週間になるが、雨が降ったのは2日だけ? 梅雨入りは撤回したほうがいいのではないだろうか。

元気があれば帰りは多摩川CR経由で帰ろうと思い、輪行袋はコインロッカーに預けずリアバッグに入れていく。PBPでもリアバッグをつけて走るのだから、トレーニングのときもちゃんとつけて走るべきだろう(平地ではあまり関係ないけど)。

まずは物見山を経由して奥武蔵グリーンラインへ。前夜まで雨が降っていたのに、日陰を除いて路面はほとんど乾いている。湿気が多くて景色はかすんでいるかと思ったが、かなり遠くまで見渡すことができた。下の写真は顔振峠の茶屋の駐車場から。



都心方面を望む。地平線近くに新宿らしきビル群もうっすらと見えた。



奥武蔵グリーンラインは4月に来たときよりもぐっと緑が濃くなり、初夏を過ぎてもはや盛夏のよう。木漏れ日が路面に描く模様が涼しげだ(しかし実際は暑い)。



刈場坂峠のりんどう茶屋を過ぎ、大野峠から芦ヶ久保へと下る。



道中では武甲山が大きく見えた。



11時頃、道の駅 果樹公園あしがくぼに到着。ちょっと早いが昼飯を食べていくことにした。



モツ鍋ライスセットを注文。出てきたときはまだぐつぐついっており、なかなか美味だった。



takaさんにならってキャラメルソフトを食べるつもりだったが、モツ鍋を食べたらちょっとアイスを食べる気がなくなり今回はパス。次の楽しみにとっておこう。キャラメルソフトは人気があるのか買っている人が多く、小さな子供が幸せそうに食べていた。

芦ヶ久保からR299を東へ。正丸トンネル手前の交差点で右折し、K53を山伏峠方面へ。途中で左折し、1km程度で正丸峠に到着(写真は進行方向と逆向き)。



K53~正丸峠のルートは比較的なだらかだった。山側の斜面がコンクリートではなく、丸石を積んで固めてあったのが印象に残った。結構古い道なのだろうか。

峠を越えて再びR299へ出る。天目指峠方面へと折れる交差点で「子ノ権現 山頂まであと5km」の看板を発見。



子ノ権現は今日のルートを下調べしたときにあるのを知ったものの、とりあえず行く気はなかったが、5kmならせっかくだから行ってみるか・・・と思い行くことにした。子ノ権現は足腰守護の神仏様、だそうだ。

要所要所に方向を示す小さな看板があり、道に迷う心配はない。もう一度大きな看板があったところで左折すると、そこからは急な上り坂になる。特に残り1kmのあたりからはものすごい急勾配。34×25でもケイデンス40以下だ。先日の宇都宮600kmブルベで15%の急坂があったが、これもそのくらいあるんじゃないだろうか? しかもなだらかになるところがないので足を休めることができず、かなりきつい。足腰の神様っていうけど足腰の弱い人はここ上れないだろう。苦しみながらなんとか到着した。



山門からは歩いて境内へ。本堂の前には巨大な鉄のわらじや下駄があった。



「この脚で無事PBPを完走できますように・・・」とお祈りする。しかし財布を自転車に置いてきてしまったのでお賽銭はなし。これじゃあご利益ないかな? (それにしても脚の日焼けが汚いな)

来た道を戻り、天目指峠へ。子ノ権現ですっかり脚を使いきってしまったせいもあるが、この上りも結構きつかった。




K53を青梅方面へ。ずっと下りかと思ったら何度か上りがあるのね・・・(小沢峠など)。羽村のコンビニで休憩し、菓子パン、CCレモン、ソフトクリームで補給。まだまだ強烈な日差しがじりじりと照りつける。日焼け止めを塗り直す。

羽村堰下公園の手前から多摩川CRに入り、二子玉川まで。別世界のように騒然としたR246を通って18:30頃帰宅した。水分の補給は十分したつもりだが、軽い熱中症になってしまったのかその晩は体が興奮状態でなかなか寝付けなかった。

しかし今回のような、行きは輪行、帰りは自走というパターンはなかなかいいかもしれない。輪行だと自転車の出し入れや電車を待つ時間など、なんだかんだで1時間はかかってしまいどうも無駄だ。距離は伸びて大変だが、いざとなれば途中の駅から輪行することもできるし。荷物をコインロッカーに預けて元の駅に戻ってこないといけないというのは、輪行の自由度がなくなってしまうな(まあ、結局はケースバイケースだけど・・・)。

体脂肪率3%って!

2007 06/16
(土)

昨日はPBP参加に必要な英文の健康診断書を作成してもらうため、年休を取って横浜の日産スタジアム内にある横浜市スポーツ医科学センターSPS(スポーツプログラムサービス)というのを受けに行ってきた。PBPの期間中だけでなく、こういう休みも取らなくてはならないのが困りものだ(休日もやっている日はあるが都合がつかなかった)。




SPSでは基本的な健康診断と体力測定をやってくれる。英文の健康診断書を作成するだけならわざわざSPSを受ける必要もないのだが、作成してくれる病院を自分で探す手間を省きたかったので、オダックスジャパンが最初に紹介してくれたここへ行くことにした。

健康診断でまず驚いたのは、これが自慢になるのか逆に呆れられるのかわからないが・・・体脂肪率3.0%だって! 自宅で毎朝計っているときも最近は5%前後だったからあり得ない数字ではないけど、さすがに自分でも目を丸くしたよ。いくらなんでも低すぎないかね・・・。でもBMI値は標準範囲内に入っているから、決して痩せすぎというわけではない(かといって筋肉バッチリというわけでもないのだが)。

なお、SPSでは足に加えて手でも握るタイプの体脂肪率計を使用した。自宅では足で乗るだけのもの(下半身だけを計るもの)を利用しているのだが、それに比べて手でも握るもの(上半身も計るもの)のほうが値が低く出るそうだ。下半身だけだと5.4%と言っていたので、自宅で計る値と大体同じだ。

体力測定のほうは、持久力はまあ高めでランドナーとしての面目を保った形だが、それ以外はごく平凡な値。平均より低いものも多かった。あれだけ走っててこんなものかとちょっとがっかりしたが、逆にこんな平凡な人間でも600km走ったり、1200kmも走れる可能性があることに感心した。

予定より早めの3時頃に終わったので、帰りに御徒町のOD BOXに寄ってデマルキのビブショーツを買った。OD BOXには見間違いでなければ白戸太郎さんがいた(後から「そういえばあの人は・・・」と思ったので違うかもしれない)。

すでにデマルキのレーパンを2着(同じもの)持っているのだが、PBPの参加者向けの情報に「バイクパンツはなるべく頻繁に着替えたほうがよい」と書かれていたので、2ヶ所のドロップバッグで着替えられるようにもう1着買うことにした。当初はまた同じレーパンを買うつもりだったのだが、お店に行ってみるとビブショーツがある。3着同じものというのも芸がないし、1着ぐらいビブを持っていてもいいだろう。パッドの形状も違ったのでずっと同じでないほうが尻痛防止にもよいと思い、ちょっと高いがビブを買うことにした。

なお、いつもデマルキを選ぶ理由は、他のメーカーだとSサイズでも自分には大きすぎるのだが、デマルキのSは着られるサイズなので。あとはパールイズミでも小さなサイズがあるのだろうが(冬用のタイツはパールを履いている)、パッドがいまいち合わないのと、なんとなく海外メーカーのほうが格好いいと思うので。

今日は早速そのビブを履いて、荒川の河川敷を羽根倉橋まで往復した。パッドはなかなか好感触。ただやっぱりトイレが面倒だ(ジャージは脱がないとできないのかな?)。

今日はよく晴れて、荒川の堤防からも富士山がきれいに見えた。富士山が見える日はそれほど多くないので得した気分(写真は一部をトリミングしたもの)。



秋ヶ瀬の田んぼはすっかり田植えが終わり、稲が青々としていた。1年を通じて見ていると季節の移り変わりを感じる。



今まで載せていなかったサドル(VELO PRONTO SP GEL)の写真。レールの幅が一般的でなくアタッチメントで付けるタイプのサドルバッグが使えなくなってしまったので、ストラップで付けるものに買い換えた(なんだかんだで出費がかさむなあ)。

BRM609宇都宮600km完走(2)

2007 06/13
(水)

(1)からつづく・・・

■ PC5~PC6

PC5にはスタッフのIさんが待機。ローソンで休憩中に抜かれたのだろう、さっきのお2人も先に到着していた。雨具を脱ぎ、ドロップバッグを利用して濡れたアンダー、レーパン、靴下、グローブを着替える。同じくドロップバッグに入れておいたゼリーとドーナツで補給。Iさんが持っていた名簿を見ると、すでにDNFになった方が何人かいるようだ。

明るいうちにできるだけ進んでおきたいし、眠気もあまり感じないのでここでは仮眠せずに出発。しばらくは来た道を引き返す。PQまで一緒だった方をはじめ、何人かの参加者とすれ違う。それほどばらけてはいないようだ。

すぐに雨が降り出し、激しくなってきた。脱いだ雨具をまた着なおす。せっかく乾いたものに着替えたのにもう濡れてしまい、がっかりだ。PC5でドリンクの補給ができなかったので、R349に入ったところのコンビニでボトルの水を補給しジュースを飲む。

R349とR399の分岐で往路と別れ、そのままR349を進む。やがて雨はあがった。道は上り基調。フロントインナーのときに多用するギアが入らないのが辛い。もうひとつ重いギアと軽いギアでなんとかやりくりする。チェーンのオイルが完全に抜けてシャリシャリいっている。オイルを差そうか迷ったが、とにかくPC6まで行こう。

途中で先日の宇都宮400kmで事故に遭った現場を通過する。あのときは写真を撮っている場合じゃなかったが、今回は記録として撮影した。



手前の国道を直進していたところ、パチンコ屋の脇の道路から出てきた車がこちらに気づかず側面から当てられた。当然こちらが優先道路だし、視界を遮るものもない。若干上りなのでスピードだってそんなに出ていなかったはずだ。

風越峠のトンネルを抜け、20:00少し前にPC6・ミニストップ小野インター店に到着(375.6km)。

■ PC6~PC7

雨具を脱ぎ、まずはチェーンにオイルを差す。ボトルの水やテールランプの電池を入れ替えながら、店内のテーブルでコンビニ弁当(海鮮あんかけ焼きそば)、カフェオレ、黒酢ジュースで補給。眠眠打破も飲んだ。しばらく休憩し、そろそろ出ようかというところにスタッフの方が到着した。少し話をしてから1人で出発。

服が濡れて寒い。出だしのほうはよく覚えていないが、10kmほど走って建設中のあぶくま高原道路高架のところを左折し、石川広域農道へ入る。車通りはほとんどなく、ひっそりとした道をときおり車のヘッドライトが前方から近づき、後方から追い越していく。真夜中にこんなところを自転車が走っていて、向こうもびっくりだろう。アップダウンが続く。急激に眠くなってきた。眠眠打破も限界まで眠くなってしまうと効果がない。

PC6~PC7のほぼ中間地点、宇都宮400kmのときと同じ場所にシークレットポイントがあり、スタッフの方が出迎えてくれた。このタイミングでのサポートは本当に有難い。小雨が降っており傘を差し出してくれるが、受け取る気力もない。熱いコーヒーをいただく。少し休んでさあ出かけなければと思うのだが、疲労感が大きくてなかなか動き出せない。しかしいつかは走り出さなければならない。自分に鞭を打って、スタッフの方に見送られて出発した。

少し走ると雨が本降りになってきた。また雨具を着ける。一体何度脱いだり着たりすればいいのだ。やがて集中豪雨のような土砂降りに。猛烈な睡魔がやってきて何度も意識が遠のきそうになる。道路沿いには大きな側溝があるのか、ガボガボと激しく水が流れる恐ろしげな音がしている。あんなところに落ちたら溺れ死ぬ。わずかに照らし出されるセンターラインを頼りに、掛け算九九を大声で唱えたりしながら(効果あるのか?)道を外れないように必死で目を開く。激しい雨と睡魔。全行程のうちでこの区間が最も辛かった。

下りもとにかくゆっくりと、あるいは上りよりも遅いんじゃないかと思えるスピードで進む。キューシートのポイントのたびに停車し(いずれも直進なのだが)、今どこかをしつこく確認する。ようやく広域農道が終わり、町道へ入ると若干眠気が覚めた。雨も弱くなったようだ。この先は宇都宮400kmでコースをロストしてしまったところなので、キューシートに加えてコマ図も見ながら慎重に進む。私はいつもキューシート利用なのだが、AJ宇都宮のコマ図はとてもわかりやすくて今度は迷わずにR118に出ることができた。

0:25頃、PC7・ファミリーマート道の駅塙店に到着(439.1km)。

■ PC7~PC8

誰もいない。カップラーメン、あんまん、チョコのお菓子、アップルジュースを買い、隣の道の駅のテーブルで食べる。建物の中は少し暖かだ。ジャージやレッグウォーマー、靴下を脱ぎ、椅子を並べた上に横になって仮眠しようとするが濡れたアンダーが冷えて眠れそうにない。コンビニでTシャツを買ってきて着替えた。人目もはばからずに(といっても今のところ誰もいないが)寝る。うとうとしながら、後続の方が到着する音を何度か聞いた。

1時間20分ほどして起き上がると、6~7人くらいの参加者が椅子に横になったり、テーブルに突っ伏したり、寝袋に入ったりして寝ていた。皆疲れきった様子で、戦に破れた落ち武者のよう。その光景は思わず笑いを誘われてしまうほどだが、まったくの部外者が見たら何事かと思うだろうなあ。

できるだけ音を立てないよう静かに用意して外へ出る。雨はあがっていた。コンビニで眠眠打破を飲んで出発。約10km走り、宇都宮400kmのコースを外れてR349へと進む。道は上り基調に。

最初のうちはよかったが、しばらくすると再び睡魔がやってきた。明神峠というところを越えると日立へ向かって下り基調になるのだが、いつどうやって越えたのか記憶がない(元々、峠らしい峠ではないのかも)。どうにも耐えられなくなり、コンビニの脇にうずくまって10分目をつぶる。このときにはもう明るくなっていた。

日立が近づくとまた雨が降り出した。日立港の交差点でR245に折れ、PC8まであと数百mというところで先行の方とすれ違った。5:40頃、PC8・デイリーヤマザキ日立みなと町店に到着(500.4km)。

■ PC8~PC9

ここは手作りの弁当やパンを売っているところなのだが、早朝のためまだ何もなかった(今せっせと作っているところだった)。普通のコンビニ弁当も種類が少なく、ハンバーグ&スパゲッティのセットと野菜ジュースを店内のテーブルで食べる。そのまま30分仮眠。バアさんの咳払いで目が覚めた。寝ている間に後続の方が到着されるかと思っていたが、誰も来ていないようだ。

雨の中を出発。しばらくは来た道を引き返す。ここで後続の方と何人かすれ違った。お互いもう開き直っているのか意外に表情が明るい。東よりの追い風が吹いていて、このままずっとゴールまで追い風だった。

やがて雨があがり、今度は暑くなってきた。さっきのハンバーグ&スパゲッティが思った以上に脂っこかったのと寝不足のせいか、気分が悪くなり吐き気がしてきた。熱も出ているような気がする。途中でレインウェアを脱ぎ、風に当たると少しすっきりした。鷲子(とりのこ)の交差点を左折する。この先まだまだ厳しい上りがあると思っていたのだが、私の勘違いで少し上った後はずっと急な下りだった。この勘違いでかなり救われた。

9:20頃、PC9・セブンイレブン那珂川町馬頭店に到着(558.0km)。

■ PC9~ゴール

サンドイッチ、アロエヨーグルト、レッドブルで補給。ここまで来ればゴールは目の前だ。暗雲が広がり大粒の雨が降り出したのでレインウェアを着て出発するが、ものの数分でやんでしまった。コンビニ前の交差点を渡ったところで停車し、歩道でレインウェアを脱いだ後、車道へ出て走り出した。

・・・と、そこへ右から覆いかぶさってくるものが。なんと軽トラが追い抜きざまに強引に左折を始めたではないか。おいおいおいおい。必死になってこちらも同じ方向へハンドルを切り、なんとか右足のシューズを車体(タイヤ?)に擦っただけで済んだ。ふざけるな!! また事故に遭うところだったじゃないか!!!

唖然として運転席後ろの小窓を見ると、バカなジジイが振り向きもせずに知らん顔で走り去っていく。助手席には孫らしき小学生がこちらを気にしている様子。本当なら怒り心頭に発するところだが、この子供がかわいそうで一瞬にして気持ちが萎えてしまった。まだ大人は正しいと信じている年頃だから、あのバカなジジイにも何も言えないのだろう。

それにしても、よくボケ老人が高速道路を逆走して事故を起こしたなんて話を聞くが、その類じゃないだろうか。走る凶器だ。早く運転免許を取り上げてやってくれ(やっぱり怒ってる)。でもまあ、こちらも少し気のゆるみがあったかもしれない。最後の最後まで気を抜くなといういい戒めになった。とにかく絶対に最後まで無事故でゴールしよう。

200kmくらいから感じていたことだが、ショートクランク(適正長クランク)に変えたことで脚の疲れ方がまったく違う。普段だと400~500kmを過ぎるともう脚の筋肉が疲れきってしまい、最後のほうは力が入らずただ漕いでいるだけの状態になってしまうのだが、今日はまだまだ余力が感じられる。がんばって加速することも可能だ。レポートの(1)で書いたペダルとシューズが吸い付くような感覚、そして大幅に脚が疲れにくくなったことが、適正長クランクにしたことで感じた大きな効果だった。

ゴールまであと10kmくらいのところで、ちょっと微妙だががんばれば12時までにゴールできそうなことがわかり気合を入れる。最後の力をふりしぼって鶴C.C.の急坂を上り、森林公園の管理センター入口に着くと普段着に着替えたOさんがいらっしゃった(残念ながらホイールのトラブルでリタイヤされたそう)。何とか12時には間に合った。努めて冷静に階段を上っていくと、スタッフの方々が笑顔で迎えてくれた。無事に帰ってこれた~!

■ 帰宅

畳の部屋で30分ほどくつろぎ、宇都宮駅へ向かう。かなりの疲労で頭がボーッとしている。ここで事故ったらただのバカだ。ゆっくりゆっくり走る。

宇都宮駅まであと少しのところで激しい雨が降り出した。かろうじて駅の軒下に辿り着く。危ない危ない、あと数分遅ければ全身ずぶ濡れだった。しかしまだ走っている参加者もいるのだ。

頭も体も働かないので2倍くらい時間をかけて自転車をしまう。駅のパン屋でパンを買い、14:05発の新幹線・Maxやまびこ114号にぎりぎりで飛び乗った。そのため指定席車両に乗ってしまい、自転車はそこのデッキに置いて車内を自由席まで移動する(2階建て車両なので階段が辛い)。コーラを買い、パンを食べているとあっという間に14:50上野駅着。16時前に帰宅した。

BRM609宇都宮600km完走(1)

2007 06/12
(火)

BRM609宇都宮600kmブルベを完走した。坂の多いコースもさることながら、睡魔との戦いが非常に辛かった。行程の半分くらいは雨にたたられ、時には豪雨といえるような激しい雨も降った。今年参加した中では最も厳しいブルベだったと思う。しかしそれだけに達成感も大きい。

幸い、事前に一番心配していた交換したばかりのショートクランクがいい具合で、これまでにないパフォーマンスを発揮できた。クランク長が適正に(近く)なったことのメリットはかなり大きかったと思う。全般に追い風基調だったことにも助けられた。雨も降りっぱなしではなくいい天気の時間帯もあり、さわやかな自然を楽しめた。

また、AJ宇都宮のブルベでいつも有難いと思うのは、たいていのPCにスタッフの方がいらっしゃること。そのご苦労には頭が下がる。私は単独で走ることが多いので、PCでスタッフの方が迎えてくれるとほっとする。

■ スタートまで

当日は定時で退社。松屋で夕食を食べて帰宅し、1時間半ほど仮眠した。上野駅から22:14発の新幹線・なすの277号で輪行し、23:04宇都宮駅着。新幹線だとあっという間だ。車中でおにぎりを2個食べた。

天気予報では夕方から大気が不安定でときには激しい雷雨もあると言っていたので、宇都宮駅の時点ですでに雨が降っているんじゃないかと恐れていたが、幸いにも降っていない。スタート会場の森林公園まで約13kmを自走。森林公園のある山に入るとうっすら霧がかかり、ときどき雨粒が当たる。

森林公園にはすでに大半の参加者が集まっていた。エントリー数は約30名だが、DNSも5名ほどいるようである。ブログを見てくださっているというMさんに声をかけていただいた(ありがとうございます)。takaさんも見つけてご挨拶。

今回のブルベの「ムラガール」というキャッチフレーズ(?)にあわせて、スタッフの方々は首からレイを下げている。AJ宇都宮はこういう遊び心が面白い。詳細なブリーフィングの後、1:00ちょうどにチアホーンの音を合図にスタート。わりと先頭のほうで走り出した。

■ スタート~PC1

鶴C.C.横の下りコーナーで浮石があり、ちょっとヒヤッとする。前に3人の集団がいたが、すぐに離されて1人になった。その後しばらく一人旅。後ろに私より速い人がたくさんいるはずなのにちっとも追いついてこないのは変だなあ、さっきの浮石で集団落車でもあったんじゃないかと考える。

ショートクランク(というより適正長クランクだが)はすでにほとんど違和感がなくなった。慣れてきて感じたのは、ペダルとシューズの裏が常に吸い付くような感覚があること。たとえの表現ではなくて本当に吸い付いているかのようだ。いろんな説を参考にすると、これがペダリングの全周にわたって均一にトルクをかけられている状態ではないかと思う。今まではだいぶムラがあったのだろう(ん? ムラガール?)。とにかく以前とは明らかに違う。

信号待ちでようやくほかの人が追いついてきた。抜かされてみるとリュウさんだ。その後ずっとリュウさんの後ろについていく。私の後ろにも数人が追走しているようだ。路面が濡れており、跳ね上げを避けてちょっと横を走る。市街を抜けてしばらく上り、2:55頃にPC1・セブンイレブン那須関谷店に到着した(スタートからの走行距離:49.0km ※キューシートより)。走っているときは気づかなかったが、意外に大勢の集団(7~8人?)になっていたのでびっくりした。

■ PC1~PC2

おにぎりと野菜ジュースで補給。しばらくすると急に大粒の雨が降り出した。あわててレインウェアとシューズカバーを着ける。PC1にはだいぶ長居をした。さっきの集団と一緒に行かせてもらおうと思って待っていたが、なかなか出発しないので1人で走り出す。

しばらくは上り。フレームの交換時にワイヤーを張り替えたばかりのせいか、1枚うまく入らないギアがある。リアの大きいほうから4枚目のギアで、入れてもガッチャガッチャと勝手に前後のギアに変わってしまう。調整の仕方もよくわからないので結局ゴールするまで使えないままだったが、結構多用するギアなので参った。

那須高原へ。昼間ならいい景色なのかもしれないが、暗くてまわりの様子はよくわからない。それでも次第に夜が明けてくると、もやのかかった中に低木が見えて高原の雰囲気を感じさせる。那須にはまたいつかサイクリングに来てみたい。

PC1~PC2の区間はあまりよく覚えていない。やがて雨があがった。5:10頃にPC2・セブンイレブン大信増見店に到着(99.5km)。

■ PC2~PC3

もう昼の12時くらいのような気がしたが、まだ5時。いつもより約6時間早いスタートだったので、時間の感覚もそのぶんずれているようだ。PC2にはスタッフの方がいらっしゃった。カップヌードル、ピーナッツクリーム入りのパン、缶コーヒーで補給。ここでレインウェアとシューズカバーを脱ぐ。

1人で出発。なぜかPC2~PC3の記憶がほとんど欠落しており、いくつかの光景を断片的に覚えているのみだ。たしか10~20kmほど進んだところで1人の方と一緒になり、PC3までずっと一緒に走った。追いついたのか追いつかれたのかも覚えていないが、たいがいいつもそのまま離れてしまうのでペースが合ったのだと思う。途中の上りで1人の方を追い抜いた。7:40頃、PC3・ホットスパー小野バイパス店に到着(148.4km)。

■ PC3~PQ

PC3にはスタッフのBさんがいらっしゃった。おにぎりと魚肉ソーセージ、野菜ジュースで補給。さっき追い抜いた方もまもなく到着され、ほとんど休まず出発していった。Bさんにいろいろ話をうかがい、ここまで一緒だった方と「それじゃあ行きますか」という感じで出発した。

リカちゃんキャッスル(テーマパークみたいなところかと思ったら意外に小さな建物だった)を横目に交差点を曲がり、K41へ。ここからPQ(通過チェック)のいわきまでの約30kmはずっと下り区間だ。ローカルな雰囲気のJR磐越東線と夏井川渓谷に沿った、とても気持ちのいい道。天気もそこそこよく、やや向かい風ではあるが快調に飛ばす。線路と道路が交差して何度も踏切があるが、これもいいリズムになってよい。

しばらく一緒の方に引いてもらうが、あまりいつまでも引いてもらっても悪いので、そろそろ疲れてペースが落ちてきたかな・・・? という頃を見計らって前に出た。その後はちょっとスピードが速すぎたかもしれない。いつも一緒に走っている人ならお互いのペースがわかっているし速いとか遅いとか言い合えるが、そうでないと難しいものだ。信号もなくほとんどノンストップでPQ・ローソンいわき小川店に到着した(181.3km)。

■ PQ~PC4

PQにはスタッフの方が待機していた。PC3から約30kmしか走っていないが、これからの上りに備えて一応休憩を取る。小さなクリームパン3個のセット(1個はジャージのポケットへ)とジュースで補給。薄曇りではあるが紫外線が強くなってきたので日焼け止めを塗る。

再び2人で出発。数百m引き返してR399に入ると早速上りが始まる。ここからは約13km、標高差約700mのヒルクライムだ。R399はAJ宇都宮からのメールに「酷道」と書かれていて笑ってしまったが、勾配15%の激坂もある難所だそうだ。15%って一体どんな坂なのかちょっと楽しみでもある。

後ろを振り向くと、一緒に走っていた方の姿が見えない。少し離れてしまったようだ。上りはそれぞれのペースで行きたいところなので待たずに進む。ひたすら上りが続く。ブルベは荷物が重いのが辛い。空身だったらもう少し楽に上れるのだが。

10%、11%、8%の標識が次々に現れる。道はだんだん細くなり、ぐねぐねとうねりだした。とても最初からこういう道を作ったとは思えない、地殻変動でもあったんじゃないかと思わせる。そしてついに15%の標識が。せっかくなので記念撮影。立てかけた自転車がずり落ちるほどの急坂だ。




写真を撮った後もなんとか走り出せたが、クリートをはめるのに1回失敗したらアウトだろう。この標識があったところより少し先の坂が、最も勾配がきつかったと思う。悪態をつぶやきながら上る。

ようやくピークを越えて一旦大きく下り、もうひとつピークを越えたところでPC4・松浦釣り堀に到着した(204.9km)。通り過ぎてしまいやすいと言われていたところだが、事前に試走された方が詳しく場所を解説していてくださったおかげですんなり見つけることができた。

■ PC4~PC5

松浦釣り堀は思ったよりボロッちい建物だった(失礼)。なんとなく美濃ブルベの「くるみ温泉」を連想させるたたずまい。スタッフのSさんが待機しており、中にはおばあちゃんが1人。先着した方はついさっき出て行ったそうだ。



よく冷えた炭酸のグレープジュースを買い、PQの残りのクリームパンで一息つく。見た目はボロいがなかなか落ち着く場所で、つい長居したくなってしまう。眠ければ仮眠していくところだが、まだ眠気は全然ない。

しばらくSさんと話をして、さあ行くかというところにPQまでご一緒した方が到着した。この先も標高差150mくらいのアップダウンが何度も繰り返すので、ペースが違うと思い先に出発する(というか、やはり1人が慣れていていいという気持ちもあった)。

PC4~PC5は100km近くある今回のブルベの最長区間。少し進んだところのヤマザキで、たしかこの先無補給区間が続くと言っていた記憶があるのでチョコクリームを挟んだコッペパンを買い、ジャージのポケットへ。このパンは後の長い上りで走りながら食べた。

PC4から45kmほど進みR114と合流したところで、2人の参加者の方が自販機で休憩していた。むむ、ということはこれで私が先頭になってしまったのではないだろうか? 今回はずば抜けて速い方が参加していないからだが、トップなんて滅多に走れるもんじゃないと思いつつ、余計なプレッシャーになってやだなあという感も。

さらに進むと、工事通行止めの横でスタッフの方がうとうとしていた。こんなところにシークレットポイントがあるとは意外だったが、工事でコースが変更になることを知らせるためのようだ。すぐにスタッフのSさん(PC4のSさんとは別)も車でやってきて、迂回路を示す地図をもらった。バナナがあったので遠慮なくいただく。ここまででかなり疲れた。

まもなくさっき休憩されていた2人も到着した。このお2人はかなり眠いようで、数分仮眠をしていくというので先に出発。迂回路は少し上りがあるという話だったが、少しどころか結構な上りだった。でも本来のルートを行ってもやはり上りはあったようだ。

マッサージチェアまで用意された広い休憩スペースのあるローソン(相馬いいたて店、かな?)に寄る。大きい缶コーヒーを飲み、ついでに洗面台で顔も洗った。よく覚えていないが眠くなってきたんだろうと思う。

ローソンを出ると下り区間になる。雨が降っていたのか路面が濡れていてあまりスピードが出せない。しばらく下ってR349に合流。PQから約100km、ようやく長かった「酷道399号」が終わった。

R349も今しがた雨が降ったばかりのように路面が濡れている。少しすると雨が当たりだし、一瞬にして激しくなった。あわてて車庫の前の狭い軒下に入り、レインウェアとシューズカバーを着ける。しかし通り雨だったようで、走り出すとじきにやんでしまった。広域農道に入り、阿武隈川(伊達橋)を渡ってちょっと迷ったがPC5・東日本健康ランド「カッパ王國」に到着した(300.8km)。ようやく中間地点だ。

(2)につづく・・・

ショートクランク2日目

2007 06/08
(金)

昨夜は荒川沿いで約35kmの夜練をした。前日に10km足らず走ったのに続き、ショートクランク使用2日目。

最初はやはり違和感があったが、しばらくするとだんだん違和感が薄れてきた。案外、人間は慣れやすいものなんだなあと思った。ただ、今までのようにぐいぐい力で回せないのは特にダンシングで強く感じた。

わりと一生懸命に漕いでいるつもりなのだがなぜか心拍数が上がらず、通常のLSD~マフェトンレベルより10~20bpmくらい低かった。そのため平均速度も約2km/hダウン。これがショートクランクに変えた影響なのか、それとも体調(沼津600kmの疲れ)のせいなのかはよくわからない。ショートクランクの影響だとしても、慣れれば変わっていくものなのか。しばらく経過を見る必要があるだろう。これは合いそうもないなあと思っても、1ヶ月は使い続けてみたいと思う。現時点ではポジション出し(サドル位置)もよくできていないし。

今夜はBRM609宇都宮600kmブルベのスタートだ。試走した7名のうち1名しか完走できなかったという超過酷(?)なコース。深夜1時スタートというのも未経験だし、天気予報もよくない。さらに夜には激しい雷雨もありそうじゃないか。宇都宮駅からスタート会場の森林公園まで辿り着けるかさえ心配だ。そして慣れないショートクランク・・・

正直「中止になってくれればいいなあ」という気がしないでもないが、今回のブルベでPBP出場資格を得るためのSR(シューペル・ランドヌール)達成を賭けている人もいるだろうから、よほどのことがないかぎり中止にはならないだろうな。自分にとっても「2週連続で600km走る」ことに挑戦するからこそ今回の参加に意味がある。これも与えてもらった試練だと思って、できるだけがんばろう。もちろん、これが最終目的ではないのだから体を壊さないように無理はせず、引き際の判断はしっかりと。

今度こそダメかも・・・

2007 06/07
(木)

前回の記事で「体に影響のある重要なパーツを変更した」と書いたが、実はクランクをショートクランクに変更した。シマノのFC-R700を加工したキャファ特製のクランクで、長さ148mm。これまでの165mmから17mmもの大幅短縮だ。それでも脚の長い人が170~175mmのクランクを使うのと、比率的には同等のはずなのだが・・・。5月前半には届いていたのだが、事故のせいで今頃の交換になってしまった。

昨夜ようやく走る時間が取れたので(といっても10km足らず)初めて使ってみたが、かなりの違和感。17mmも短くなれば当然感じるとは思っていたが、ここまで違うとは思わなかった。うまく表現できないけれど、とにかく「足りない!」。回したいのに回せない、足先だけでちょこまかやっている感じ。

筋肉の使い方も全然違う。とすればひざにも影響があるはずだ。たとえこれが適正な長さだとしても、本来少しずつ慣らしていくべきものだろう。いきなり600kmは無謀すぎる。

今朝、朝練をしようと思ったが眠くて起きれなかった(沼津600kmの疲れがまだ残っている)。今夜は定時で帰って走るつもりだが、それでも40kmくらい。そんな状態で宇都宮600kmに挑むことになる。ああ、今度こそ途中でリタイヤかも・・・。

まあ、クロスバイク(SIRRUS)からロードバイク(RFX8)に乗り換えたときも100km程度走っただけで400kmブルベに臨んで完走できたから、今度も大丈夫かもしれない。でももし、ひざ痛など後々まで影響するような障害が出たら潔くリタイヤしよう。そうでなければ、どんなに疲れてもがんばって完走したい。うまくいけばこれで一気に慣らしてしまうことができるし。あくまで「うまくいけば」の話だが・・・。

クランクが短くなったぶんサドルを一気に15mmほども高くしたので、上体の姿勢も大きく変わった。たぶん腕の筋肉が疲れたり、手が痛くなったりするだろう。腰も痛くなるかな? そのへんも心配だ。一体どんな結末になることやら・・・。

それにしても、脚の長い人たちはこんな感じでクランクを回していたんだねえ。自分がいかに大回しをしていたのかよくわかった。逆に大きくトルクをかけて回していたから今のようなスピードで走れていたのかもしれず、ショートクランクにしたら遅くなってしまうかも。なお、ホイールも同時に変えたので、速くなったり遅くなったりしてもなにが原因なのかはよくわからないかもしれない。

カビドリンクに注意

2007 06/05
(火)

昨日(6/4)の午前中に半休を取って自転車屋に自転車を預け、修理をしてもらって今夜受け取ってきた。フレーム、ホイール、ハンドル、STIレバーなど大半のパーツが新しくなった、新生RFX8だ。ホイールは結局FULCRUMのRACING1にした。ニュートロンがすごく地味だったので、なんだか派手になった感じだ。

そしてもうひとつ重要なパーツを変更したのだが、それについては後日書きたいと思う。体に大きな影響のある変更なので慣れるためにたくさん走っておかなければならないのだが、もうあまり時間がない。今週末の宇都宮600kmブルベでほとんどぶっつけ本番だ。大丈夫だろうか。

ところで、先日の沼津600kmブルベの2日目のこと。ボトルの水を入れ替えたのだが、なんかピリピリと変な刺激味を感じたのでほとんど飲まなかった(2本のうちもう1本は大丈夫だった)。家に帰ってボトルの中を見てみると、なんと赤紫色をしたカビが一面に付着しているではないか。ゲ~ッ、危うくカビドリンクを飲むところだった。

今まで真夏も含めて何度か600kmブルベに参加しているが、こんなにカビが生えたことはなかった。おそらく洗ったときに十分にカビを落としきれていなくて、それが繁殖したものと思われる。スポーツドリンクを入れているほうだったので養分もたっぷり。あわててキッチンハイターを買ってきて除菌・漂白をした。中身を入れ替えたときに気づきそうなものだが、疲れてボーッとしていたのだろう。これからは気をつけないといけないな。

尻痛かなり改善

2007 06/04
(月)

BRM602沼津600kmブルベを完走した。まずは無事故でなによりだ。2回連続で事故に遭ったらただのバカだからなあ。レポを書く余裕があるかどうかわからないので、先にサドルのことだけ書いてしまう。

今回、尻痛対策としてスペシャライズド アバターGELからVELO PRONTO SP GELにサドルを変えてみた。嬉しいことにかなり尻痛が改善された。アバターGELでは400kmを過ぎるとサドルが焼けたフライパンに感じられるほどの激烈な痛みになって、もはや座っていられる状態ではなかったのだが、PRONTO SP GELでは痛みはあっても最後までサドルに座っていることができた(さすがに最後のほうは、ときどき尻を上げて休ませてやる必要はあったが)。

一方、問題もあって、心配したとおり尿道が痛くなってしまった。約300km走ったときのトイレでかすかな痛みを感じ始め、400km以降はおしっこの出始めだけではあるがはっきりとした痛みがあった。でもそれほど深刻なものではなく、アバターGELの焼きごてを当てられるような尻の痛みに比べればはるかにまし。「このくらいは仕方ない」と思えるレベルで、今日はもうほとんど痛みがひいている。

昨日の帰宅後に鏡で尻を見てみると、アバターGELのときの2倍くらい広範囲にわたって赤くなっていた。さらにアバターGELではまったく影響のなかった、股間から肛門にかけても赤くなっている。見た目だけならアバターGELのときよりひどい。自分の尻ながらおぞましい光景だ。

それでも痛みがアバターGELより少なかったのは、アバターGELのときは皮膚の表面が擦りむけたように傷ついてしまったのに対して、PRONTO SP GELでは充血しているだけで皮膚のダメージがないためではないかと思う。あらためて考えてみれば、皮膚が傷ついたところに摩擦や強い圧力を加えればひどく痛むのは当然だ。

このような効果が得られた理由として、まずは尻とサドルの接する面積が増えて圧力が分散されたことがあると思う。穴あきに比べて面積が広いのはもちろんだが、(横から見たときに)尻のカーブに沿うようにしてサドルの中央がくぼんでいる効果も大きいようだ。特にハンドル手前を持って腰を立てたときに、尻が後方から支えられているような心地よいフィット感があった。

もうひとつは適度なクッション性。アバターGELより座面が柔らかく、かといって柔らかすぎない。また、サドルを裏から見ると尻の両側と股間が当たる部分のベースがくりぬかれていて、見た目以上にクッション性があるようだ。路面の凸凹を乗り越えたときも、アバターGELではガツンと尻に伝わっていた衝撃が、PRONTO SP GELではかなりサドルが吸収してくれている感触があった。

こうしたことから、PRONTO SP GELは一見ただの「フィジークのアリオネ風サドル」でありながら、実はアリオネよりもよく考えられたサドルではないかと思う。コンフォート系としては比較的スマートなデザインで、ロードバイクにつけても違和感がないのもよい。

さらに付け加えておくと、アバターGELより座面が滑りにくい(サドルを変えて真っ先に感じたのがこれ)。ただ、このことが尻痛に影響しているかどうかはわからない。

問題となる尿道の痛みについてだが、今回はサドルの上に置いた板が水平になるようにセッティングしたので、前半分だけを見ると(中央部がくぼんでいるので)だいぶ前上がりのような感じになっていた。これを少し下げてやれば、尿道の痛みは軽減できるのではないかと思う。

また、今回は少しサドルが高すぎた。アバターGELからPRONTO SP GELに変えたときに座面が数mm高くなっていたのだが、何度か試走したときにはサドル自体の座り心地にばかり気をとられて全然気づかなかった(そういえばいつもより腕の筋肉が疲れて変だなあと思っていたが、そのせいだったか)。今回のブルベの途中でひざが痛くなりはじめてようやく気づき、500km近く走ってから少し低くした。これも適正な高さにしてやれば、尿道の痛みが減るのではないかと思う。逆にサドルを下げると尻にかかる体重が増えて、尻痛が増す恐れはあるが。

サドルの角度と高さを調整して、次のブルベでもう一度試してみたい。1,200km走ればもっとひどいことになるのだろうが、600kmならこれでいけそうだ。尻痛がまったく解決できない問題ではないことがわかってよかった。あるいは自分の尻のせいかもしれない・・・とも思っていたのだが、サドルの選択が間違っていたんだ。

ひとつPRONTO SP GELに文句を言いたいのは、サドルの後ろが白いこと。自転車を持つときに触れたり後輪の跳ね上げで汚れやすい部分なのに、どうして白を使うかなあ。同様の製品で後ろが白くない「Stealth2」というモデル(もろアリオネ風)もあるようなのでそちらにすればいいのかもしれないが、PRONTO SP GELより少し安いのが気になる。性能は同じなのだろうか。

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