陽風を感じて

harukaze wo kanjite - feel the sun and the wind

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登山:乾徳山

2011 11/26
(土)

今日は山頂直下の岩場が名物(?)の乾徳山へ登ってきた。

個人的な感想としては、話のタネに一度は登ってみたいけど、二度は登らなくてもいいかな~という感じ。山頂からの眺めは素晴らしかったけど、道中はこれといって面白味を感じなかった。まあ、たまたま気分的にそういうときだったのかもしれない。

■ コース:徳和(乾徳山登山口バス停)⇒乾徳山登山口(988m)⇒国師ヶ原⇒扇平⇒乾徳山(2031m)⇒(下山道)⇒国師ヶ原⇒(道満尾根)⇒道満山(1314.1m)⇒徳和(乾徳山登山口バス停)
■ 行動時間:約6時間30分(休憩含む)

朝はいつもの電車で出発し、JR中央本線の塩山駅まで。そこから山梨貸切自動車バスで乾徳山登山口バス停へ(8:42着)。このバスは季節運行のため、乾徳山登山口まで行くのは今シーズンは明日まで。つまりこの週末が最後のチャンスだ。幸い登山日和のいい天気になってくれた。同じバスに乗った登山者は20人余りか。

今回は、国師ヶ原を交点に8の字を描く定番コース。まずは、バス停から車道~林道を30分ほど歩いて登山道へ入る。土の上に石がゴロゴロした、足元が定まりにくい道が続く。なだらかになり国師ヶ原へ出ると視界が開け、白樺林の向こうに乾徳山が良く見える。

白樺林の向こうに乾徳山

少し進んで、帰路との交差点の「四辻」を過ぎる。

国師ヶ原(四辻)

やがて一面のカヤトの原(扇平)になり、振り返れば富士山や南アルプスが良く見える。

カヤトの原(扇平)
富士山
南アルプス

さらに登って月見岩へ。

月見岩

富士山方面は甲府盆地の街並みが一望にできる。

甲府盆地の街並み

今までいろんな山から富士山が見えたけど、これほど下界の景色が良く見えたのは初めてかも。

月見岩を過ぎると、やがて岩の急登になる。そして最初の鎖場。高さは数m程度。

最初の鎖場

このすぐ後に続いて2つめの鎖場がある。足場はあるのだが、たくさんの登山者で岩角が擦り減って滑りやすくなっている。それを越えて少し行くと、山頂直下の岩場が現れる。上のほうに赤いザックの人が取り付いているのが見える。

山頂直下の岩場

鎖が長いので(30m近くあるそうだ)、1人が登り終えるまで時間がかかる。

山頂直下の岩場

ようやく自分の番になる。事前に調べたり現地でほかの人が登っているのを見ると、前半は足場がほとんどないのでとにかく鎖で力任せに登るしかないようだ。岩登りというより鎖登り(?)だ。後半は三点支持で登る岩場らしくなる。この岩場を登り切ると、乾徳山山頂に出る。

乾徳山山頂

山頂からも、富士山、南アルプスが端から端まで、そして南アルプスの右奥には木曽駒ヶ岳や宝剣岳の中央アルプスまでも望むことができた。

南アルプスに中央アルプスも

北側の景色。奥の中央に見えるのが甲武信岳。

甲武信岳

北西には先日登った金峰山の五丈岩も見えるそうだが、ちょっとわからなかった。

一休みして下山。まずは山頂北側の岩場を金属製のハシゴでいくつか下りるのだが、うっすらと雪が残っていて滑りそうで怖かった。

山頂直下の北面には残雪が

北側からみた山頂。こうして見ると「岩塊」というのがふさわしい。

北側からみた山頂

山頂直下の岩場を過ぎると、土の上に岩がゴロゴロした下りになる。木の幹につかまらないと下りれないほどの急斜面で、この区間がやたらと長く感じた。ようやくなだらかになったかな・・・と思うとまた急斜面になるという繰り返し。しかも大きな岩でも不安定なものが多く(たぶん下の土壌が固まっていないせいだろう)、安心して足を置くことができない。

岩がゴロゴロした下り

途中で鹿に遭遇。鹿は雲取山のときに一度遭遇済みなので、今回は驚かなかった。でも、これだけ近づくとちょっと怖い。

鹿に遭遇

長い急斜面が終わりようやく平坦になると、高原ヒュッテ(今は無人)を過ぎて再び国師ヶ原(四辻)へ出る。

高原ヒュッテ

道満尾根方面へ進む。しばらくは林道を交えた比較的歩きやすい道だったが、道満尾根に入ると「これが尾根か」と思うほどの急斜面。土に石と落ち葉が乗っかってとにかく歩きにくい。

ようやくなだらかになって少し登り返すと、道満山山頂。

道満山山頂

何の見栄えもしない山頂だったが、四等三角点があった。

ここから先は、今度は枯れ落ち葉が大量に降り積もった急斜面。滑るし落ち葉の下の状態がわかりにくいので、大きな段差に吹き溜まった落ち葉の上に足を置いて二度もコケてしまった(バスの時間が気になって急いでいたせいもある)。

下山路はとにかく急斜面の連続という感じで、15時頃にやっとこさ下山。あと少し早ければ1本前のバスに間に合ったのだが、15:55発のバスで塩山駅に戻り、ホリデー快速ビューやまなし号で帰宅した。

山自体はそれほど面白みを感じなかったが、麓の集落の徳和は山村らしいひなびた雰囲気でとてもいい感じだった(縁側に大根が干してあったりして)。こんなところに住んでみたいなあ・・・と自分の好みを再確認。実際に住んだらいろいろ大変だろうけどね~。

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登山:瑞牆山・金峰山(2日目)

2011 11/15
(火)

1日目)からつづく・・・

■ 11/13(日) 金峰山

■ コース:富士見平小屋(1810m)⇒大日小屋(2040m)⇒大日岩(2170m)⇒金峰山(2599m)⇒金峰山小屋⇒大日岩(2170m)⇒大日小屋(2040m)⇒富士見平小屋(1810m)(テント撤収)⇒みずがき山荘(1510m)
■ 行動時間:約7時間20分(休憩含む・テント撤収除く)

先日の雲取山のテント泊があまりに寒かったので、今回は寒さ対策として自転車の真冬用の厚手のインナーと、使い捨てカイロを持ってきた。実際にはカイロは使わず、厚手のインナーを着て足をダウンジャケットに突っ込んで寝たのだが、やっぱり寒くて何度も目が覚めた(今思えば、せっかく持っていったカイロを使えばよかった)。注文してあるシュラフカバーがまだ届かないとはいえ、もっと厚手のシュラフを選ぶべきだったか。

3:50に腕時計のアラームを仕掛けておいたのだが、なぜかそれでは起きず(耳栓で聞こえなかったのか、夜中に変なボタンを押してしまったか)、4:00に隣のテントから聞こえてきたメロディで目が覚めた。山登りの朝は早い。すでにほかのテントからも動き出す気配が伝わってくる。

お湯を沸かして朝食。テント内でストレッチをして、下山後すぐに撤収できるように荷物をまとめる。外へ出てラジオ体操をして、出発準備が整ったのが5:30。てきぱきと行動したつもりでも1時間半かかる。これでテントの撤収も含めれば2時間か。ほかの人に比べて時間がかかりすぎだろうな。

その後トイレへ行ったりして、5:50頃に金峰山へスタート(今日はトレッキングポールあり)。辺りはぼんやりと明るくなってきたが、念のためヘッデンを点ける。

小屋からは、寝起きの身体にはちときつい坂を登って尾根へ出た後、飯盛山の南側を巻いていく。木々の合間から朝焼けの空に富士山のシルエットが見える。鷹見岩への分岐を過ぎ、大日小屋に到着(小屋の背後に見えるのが鷹見岩)。

大日小屋と鷹見岩

ここから大日岩までの区間はかなりの急登。北西には八ヶ岳が見える。

八ヶ岳

ようやく大日岩の基部に到着。

大日岩

ここからしばらく樹林帯を進む。砂払ノ頭までの登りも結構きつい。昨日の瑞牆山で慣れない動きをしたせいか、珍しく登っている最中に左太ももに筋肉痛が現れた。いつもと比べていまいち調子が上がらない。

大日岩から1時間弱歩くと、岩肌の絶壁が現れた。

岩肌の絶壁

絶壁の間からのぞく富士山。

絶壁の間からのぞく富士山

いよいよ砂払ノ頭に出たのだろうか。千代ノ吹上と呼ばれる、ガイドブックには必ず写真が載っている山梨側がすっぱり切れ落ちた稜線の景色は、なぜか気づかずに通り過ぎてしまった。

砂払ノ頭あたり(?)から山頂方向を望む

ここからは、大石小石がゴロゴロする道の登下降を繰り返す。ガイドブックの写真から想像した鋭い稜線のイメージとは違って、高度感はなく道幅も十分あり、怖さは感じない。

稜線の眺め
大石小石がゴロゴロ

五丈岩が近づいてきた。

五丈岩が近づく

五丈岩まで来れば、山頂はすぐ目前。

五丈岩前の鳥居

積み重なった岩を乗り越えて、ついに金峰山山頂に到着!

山頂は目前
金峰山山頂に到着

来し方を振り返る。こうして見ると、結構すごいところを歩いてきたものだ。

稜線を振り返る

八ヶ岳の全容が見える。右下にある岩塊は昨日登った瑞牆山。約370mの標高差(瑞牆山は2230m)でもあんなに低く見える。

八ヶ岳と瑞牆山

五丈岩の向こうには南アルプス。

五丈岩と南アルプス

北側。手前に大きく見えるのが近くの小川山(2418.3m)で、奥に霞んで見える山並みが浅間山など。

小川山や浅間山

富士山も、昨日とは違って余すところなく姿を見せている。

富士山

地形的には見えるはずの北アルプスは、さすがに雲に霞んで見えなかったか・・・(気づかなかっただけかも)。

金峰山の三角点があるのは2595.0m。その横にある岩を登り、最高地点(2599m)で登頂の喜びを表す。

最高地点にて

本当に、万歳してしまうほど素晴らしい山! 自分がこんなところに来るなんて・・・。登ってみたい山として以前から興味は持っていたけど、もちろん具体的な計画など立てたことがなかった。もし自転車のほうが順調で右脚がおかしくなったりしていなければ、一生登ることはなかったかもしれない。人生、何がどうなるかわからないものだ。

山頂の景色とお別れするのは名残惜しかったが、下山開始。山バッジを買うため、長野側へ少し下った金峰山小屋に寄っていく。

金峰山小屋を見下ろす
金峰山小屋

そこからハイマツの間の道を通って稜線に戻り、往路を引き返す。12:30頃に富士見平小屋に到着。

みずがき山荘発のバスに間に合うよう、急いでテントを撤収して下山。焦って地図をよく確認しなかったため、途中から登山道ではなく林道へ進んでしまったが、時間もさほど変わらないし、これはこれで周りの景色を見ながら緩やかな道を歩けるってもんだ。

14時少し前にみずがき山荘に到着。バス~電車と乗り継いで、19時頃に帰宅した。

登山:瑞牆山・金峰山(1日目)

2011 11/14
(月)

この1週間というもの、天気予報が気になりっぱなしだった。当初、土曜日は雨の予報だったが、だんだんいいほうに変わって結局土日とも「曇時々晴」。景色がどこまで見えるかわからないが、登山自体には問題のない天気だろう。

■ 11/12(土) 瑞牆山

■ コース:みずがき山荘(1510m)⇒富士見平小屋(1810m)(テント設営)⇒瑞牆山(2230.2m)⇒富士見平小屋(テント泊)
■ 行動時間:約3時間50分(休憩含む・テント設営除く)

朝イチの電車で韮崎まで行き、山梨峡北交通バスで登山口のみずがき山荘へ向かう。バスの車窓からは岩稜の山々が見渡せて、期待に胸が高鳴る。10:03にみずがき山荘着。登山のスタートとしてはあまりにも遅い時間だが、当日出発だとどうしてもこの時間になってしまう。

みずがき山荘

今回はテントに不要な荷物を置いて、1日目に瑞牆山、2日目に金峰山へ登る計画。なので30L(正確には28.5L)のザックに無理やり個人用マットとシュラフをくくりつけ、中身もパンパンの状態で背負ってきた。

テント場は、両方の登山道の分岐点にある富士見平小屋を利用する。瑞牆山は時間があれば不動滝を通る周遊コースを歩きたかったが、時間的に無理なので残念ながら富士見平小屋からのピストンとした。

みずがき山荘から40~50分歩いて富士見平小屋に到着。小屋の前に広がる林間にはすでにいくつかテントが張ってある。自分も急いでテントを設営。

テントを設営

選んだ場所は平らで良いのだが、すぐ隣に10人ぐらいのグループ(男女混成の若者たち)がおしゃべりしながらテントを張っていたのが気になった。夜も賑やかになりそう。ほかにもテントを張れる場所はあるし、もっと離れたところにしたほうが良かったかもしれない。

必要なものだけをザックに入れて、11:40頃に瑞牆山へスタート(トレッキングポールはなし)。早くも石がゴロゴロした湿った道をしばらく歩き、一度下って天鳥川を渡る。

石がゴロゴロした道

川の向かい側には真っ二つに割れた桃太郎岩がある。ネットで見た写真のとおり、たくさんのつっかえ棒がしてあるのがおかしい。

桃太郎岩

階段を2つ上り、そこを過ぎると後は岩や木の根をよじ登るフィールドアスレチック! 大変だけど楽しい。

途中で大ヤスリ岩の基部を通る。振り向くと富士山も見える。

大ヤスリ岩
富士山

不動滝からのコースを合わせ、最後にロープとはしごを登ると山頂に到着!

山頂直前のロープ
山頂直前のはしご
瑞牆山山頂に到着
瑞牆山山頂にて

思ったよりも早かった。やっぱり荷物が軽いと圧倒的に楽だ。

やや雲はあるものの、岩場の山頂からのパノラマは素晴らしい。明日登る金峰山や、下界の景色、北岳をピークに南アルプスも見渡せる。

金峰山
下界の景色
南アルプス

富士山は雲に覆われてなかなか姿を現してくれなかった。

富士山

ひとしきり景色を眺めたり写真を撮ったりして、来た道を下山。つい急ぎそうになるが、「明日が本番だぞ」と自重してできるだけ疲れないようにゆっくり慎重に歩く。それでも予定より早い15時前には富士見平小屋に戻ってきた。

まずはテントを別の場所に移動。やっぱり夜うるさいのは勘弁だ。

水場は小屋から少し下ったところにある。水量が豊富で蛇口もたくさん付いている(笑)。手を洗ったら切れそうなほど冷たかった。

富士見平小屋の水場

すっかり葉を落とした晩秋の樹林を眺めながら夕食。今回もアルファ米とフリーズドライのカレー(明日の朝食も!)。さすがにいつもこれではワンパターンなので、次は何か工夫したいね。

晩秋の木々

完全な無風。雲取山のときもそうだったし、今のところテント泊では天候に恵まれている。夕食を食べ終わった17時頃から、辺りはうっすらとガスに包まれてきた。メモ取りや明日の予習(しても忘れちゃうけど)も終わり、18:20頃に就寝。

2日目)につづく・・・

登山:瑞牆山・金峰山

2011 11/13
(日)

テント場をベースにして、1泊2日で瑞牆山と金峰山に登ってきた。

瑞牆山はフィールドアスレチックのような楽しい山だった。

金峰山は以前からぜひ登ってみたかった山。山頂からのパノラマは期待にたがわぬ素晴らしさで、感動の一言。下山するのが名残惜しくなってしまうほどだった。天候にも恵まれ、今回も素晴らしい経験ができた。

レポはまた後日。

興味は広がる

2011 11/08
(火)

テント泊の情報収集をきっかけに、ロープの結び方に興味を持った。今は短い紐で練習しているだけだが、とりあえず憶えたのは:

  • 8の字結び
  • 本結び
  • もやい結び
  • 巻き結び
  • 自在結び

の5つ。もっとも、単に結び方を知っていても「どういう時に、どういう理由で、どの結び方を使うのか」がわからなければ役に立たないので、そっちも憶えていかないと。

それにしても、やってみると面白い。どの結び方も、結び目がきれいなんだよな~。ロープの結び方は難しい・・・と思っていたけど、難しいのは文章で書かれた結び方を理解することで、図を見て実際にやってみると意外に簡単。そして、法則性や類似性がだんだんわかってくる。

こういうことにも興味が広がっていくから、登山って本当に奥が深い遊びだと思う。なんか登山を始めてから、最近その言葉すら忘れていた「好奇心」ってやつがどんどん大きくなっている気がする。

山岳保険に加入

2011 11/06
(日)

少し前(10月中旬)のことだが、jRO(日本山岳救助機構)の山岳保険に加入した(制度上、厳密にいうと「保険」ではないらしいが)。

年会費は2,000円で、初年度は入会金が+2,000円。次年度以降は年会費と、事後分担金として前年度に実際にかかった捜索・救助費用を全会員で分割して支払う(要は割り勘?)というもの。これで、山での捜索・救助費用が330万円まで補填される。

事後分担金の過去3年間の実績は、900円、800円、600円だそうだ。仮に毎年3,000円払うとして、10年間で3万円。10年後に「3万円払ったけど結局何もなかったなあ」というのと、保険に入らず遭難して何十万、何百万円も自己負担するのとどっちが得かと考えたら、絶対に前者のほうだと思って。

実際、山へ行ってみると遭難や事故とは隣り合わせだっていうのが良くわかる。ある意味、遭難しようとすればいとも簡単に実現可能というか。保険に入るのは当然かな、と思う。

登山:雲取山(その2)

2011 11/05
(土)

その1)からつづく・・・

■ テント泊

いい設営場所を探してテント場を一往復。「テント場」といってもそれ専用に整備されたキャンプ場とはわけが違うようで、平らな地面があまりない。また、いくら良くてもほかのテントに近すぎると迷惑だろう。結局、いくつかの欠点(やや斜面になっている、風を遮るものがない、登山道のすぐ横など)はあるが、ほかのテントから離れていて富士山が望めるこの場所に張ることにした。以前に張られた形跡もあるし。

設営場所はここに決定

テントの張り方は一応家で予行演習してきたのだが、30~40分かかってしまった。これってなんか輪行袋に自転車を入れるのと似ている。慣れているほど早くてベテランっぽい、みたいな。

張り終わったテント

テントの正面には富士山。わざとらしいポーズで撮影(笑)。

テントの正面には富士山

尾根から5分ほど下った水場へ水を汲みに行く。上に(尾根の反対側だが)山小屋やポットン式のトイレがあり、ちょっと心配なのでこの水は沸かして使うだけにした。

テント場では、1人でテント泊をしているらしき若い女性を見かけた。こっちはようやく初めてのテント泊だというのに、女性1人でなんてすごいなあ(見た目は普通の女の子なのに)。まあ、その人の経験がどのくらいかは知る由もないが、水場へ下りていく姿が様になっていて山慣れしている感じだった。

16時頃から食事の準備。夕食はアルファ米とフリーズドライのカレー。あとインスタントのみそ汁を持ってきたのだが、クッカーのふたに具を入れてお湯を入れようとしたところで、持ち手が外れて具を地面にぶちまけてしまった。ああ、大切なエネルギー源が・・・(泣)。

仕方がないので、ふたの中にわずかに残った麩やネギにお湯を入れてスープにしようと思ったら、また持ち手が外れて今度はお湯をマットの上にひっくり返してしまった。ちくしょう、このふた全然使えねえ!(笑) それらを拭き取るためにたくさんペーパーを使い、残りが少なくなってしまった。もよおしたら足りないかも。

そんなふうにアタフタしつつ、富士山を眺めながら夕食。さぞかし解放感があった・・・かといえばそうではなく、「何でオレこんなことやってるんだろう?」という疑問のほうが大きかった。ホント、何でこんなことやってんの? 不思議・・・。

今日は「一旦テントを張ってから雲取山まで往復しようか」なんてことも考えていたが、ここまでにしておいて正解だった。何だかんだで意外に時間の過ぎるのが早く、暗くなる前に食事の用意や寝る準備も済ませておかないといけない。日没の2~3時間前にはテント場に落ち着いたほうが良さそうだ。

夕方から空が雲に覆われてしまった。明日の山頂からの景色は望めないかも。日暮れ前後に少し風が吹いたが、その後はまったくの無風状態。初のテント泊には有難い。

食事の後は今日のメモを書いたり明日の予習をしたり。明日は今日よりコースタイムが長いが、雲取山に登ればあとは下るだけ・・・と思いきや、白岩山や霧藻ヶ峰など、結構アップダウンがありそうだ。それでも下山口(三峰神社)の標高が高いので(今日の鴨沢は545m、三峰神社は約1000m)、そんなに大変ではないだろう。

そのうちに眠くなって、20時前に就寝。

23時過ぎに一度目が覚める。寒い・・・。シュラフのスペック的には「下着などのままでも、6時間以上快適に眠れる」温度のはずなのだが、全部のウェアにダウンジャケットまで着込んでいても全然寒いじゃないか。気温だけじゃなく、地面から伝わってくる冷気もあるのだろうか。今回、テントマットと個人用マットは敷いているのだが、シュラフカバーは買いたい製品がどこも在庫切れで間に合わなかった。その後は1時間おきくらいに寒くて目が覚めてしまった。

■ 11/3(木) 2日目

■ コース:雲取奥多摩小屋(1750m)⇒小雲取山(1937m)⇒雲取山(2017.1m)⇒白岩山(1921.2m)⇒前白岩山(1776m)⇒霧藻ヶ峰(1523.1m)⇒三峰神社(約1000m)
■ 行動時間:約7時間(休憩含む)
■ 参考:「ヤマケイアルペンガイド4 奥多摩・奥秩父」(山と渓谷社)

3:50にアラームで起床。あ~寒かった。家の中でぬくぬく・ふかふかの布団で寝られることの有難さを実感する。

100mくらい離れたところに大学生の山岳部(かな?)6人のグループがテントを張っていたのだが、そこでの話し声がすぐそばにいるように聞こえてくる(夜中のうちに誰かが隣にテントを張ったのかと思ったほど)。山ではものすごく声が通るんだなあ。逆にこっちのガサゴソいう音も聞こえて迷惑をかけたかもしれない。

朝食はアルファ米とフリーズドライのカレー(またかよ!)。その後テントの撤収。今朝も何だかんだで時間がどんどん過ぎて、5時に出発するつもりが6時過ぎになってしまった。ちなみに大学生のグループは、部歌(?)だかなんかを歌った後、「イチニーサンシー」と準備運動をして6時ぴったりに出発していった。このへんの規律正しさは部活ならではか。

こっちも準備運動をして、まずは小雲取山へ登る。距離は短いが小石のガレた急登で、朝イチの身体には少々きつい。

テント場の方向を振り返る。

テント場を振り返る

写真中央にまだ、水色のテントが張ってある。あの人は朝が遅いのか、それともベースキャンプにしているのかもしれない。

30分ほどで小雲取山山頂に到着。先行していた大学生のグループがここで再び体操をしていた。さすが部活、これも教科書どおりだ。

雲取山へ向かう。上にあるのが避難小屋、手前を歩いている6人が大学生のグループ(結構重装備)。

避難小屋と大学生のグループ

山の斜面にはチングルマ? ではないな。何だろう。植物の名前に地図読み、観天望気など、憶えたいことがいっぱいだ(後で調べてみると「マルバダケブキ」のようだ)。

マルバダケブキ?

避難小屋のわきを通って、雲取山山頂に到着。

雲取山山頂

東京都の最高峰。だけどこの看板には「埼玉県」と書いてあった(笑)。別の場所に三角点があり、こっちの柱には「東京都」と書かれていた。

三角点

山頂からは富士山をはじめ、南アルプス(写真の一番奥にうっすら見える山並み)。

南アルプス

西には先日登った甲武信岳(右奥に3つ並んだピークの真ん中)や、大弛峠の北奥千丈岳・国師ヶ岳(左奥のピーク)。

甲武信岳・北奥千丈岳・国師ヶ岳

東には先日登った鷹ノ巣山(右側のピーク)、そして遠方が新宿方面。

鷹ノ巣山・新宿方面

南には丹沢方面の山並み。その手前(左側)には先日登った三頭山も。

丹沢方面・三頭山

・・・と、木々に邪魔される北側以外はパノラマが広がる。

山頂での写真撮影でかなり時間を食ってしまった。下山路はあまりトピックもなかったので簡潔に書こう。下山路は結構な急勾配や露岩など歩きにくいところが多く、予想以上に大変だった。たぶん鴨沢から登るよりきついのではないだろうか。

鎌仙人(富田治三郎)のレリーフ。

鎌仙人(富田重治)のレリーフ

雲取山荘で山バッジを購入。進行方向には芋ノ木ドッケと白岩山が見える。

雲取山荘

白樺林の広いところに出ると、そこが白岩山。三角点と標識はやや離れたところにあり、特に面白みのない山頂だ。ここで鹿に遭遇。

白岩山山頂の鹿

最初はびっくりして「鹿、鹿!」と一緒にいた人に話しかけてしまったが、このへんでは鹿の多さに困っているくらいで特に珍しくはないようだ。鹿のほうも人に驚く様子はない。最初は小鹿1匹だけだったが、やがて親鹿(?)ともう1匹の小鹿も現れた。

白岩小屋を通過。

白岩山山頂の鹿

前白岩山を過ぎて下っていると、突然「パタパタパタッ」と大きな音を立てて雨が降り出した。カッパ(上)とザックカバーを付けて歩き出すが、しばらくすると止んでしまった。お清平で脱ぐ。

お清平

ところが、歩き出すとまた雨が降り出した。「着ると止む、脱ぐと降る」の法則だ。しかも山は落ち葉や木の葉に当たる雨音が大きいので、実際より余計に強く雨が降っているように聞こえてしまう。もう面倒なのでカッパは着なかった。その後も降ったり止んだりしていたが、ほとんど濡れなかったので着なくて正解だった。

霧藻ヶ峰に到着。休憩小屋がある。

霧藻ヶ峰休憩所

ここのご主人も感じのいい人で、「正面にあるあの山は何ですか?」と聞くと、両神山だと快く教えてくれた。あのギザギザの山に登ったんだなあ。

両神山

霧藻ヶ峰には秩父宮両殿下のレリーフ。

秩父宮両殿下のレリーフ

地蔵平を過ぎてしばらく下ると、道は歩きやすくなる。落ち葉を踏みしめ、緑のシャワーを浴びながらスタスタと歩く。こんなにたくさん落ち葉を踏んで歩いたのは、今年が生まれて初めてかもしれない。

緑のシャワー

奥の宮の鳥居をいくつか過ぎて、コンクリートの舗装路へ出ると、三峰側の雲取山登山口に到着した(13:03)。

雲取山登山口

鴨沢側の南面よりも、三峰側の北面のほうが紅葉が進んでいたが、一番紅葉が見事だったのは観光客で賑わうこのあたりだった。観光地だと紅葉もサービスして余計に赤くなるのか?(笑)

予定していたバスにも余裕で間に合い、バス~電車と乗り継いで帰宅した。初めてのテント山行が無事に終わった。

登山:雲取山(その1)

2011 11/04
(金)

■ はじめに

昨日「初めてのテント泊」と書いたが、厳密にいえば20年ほど前にバイクツーリングで何度かテントで野宿をしたことがある。といってもずいぶん若い頃の話だし(今や40過ぎのオッサンだ・・・)、重い荷物をバイクに乗っけていけるので、すべてを自分で担いでいかないといけない登山とはちょっと違う。あとはブルベで道端とか床で仮眠したり、悪条件で寝た経験がないわけではない。

初めてのテント泊に雲取山を選んだ理由。まずは元々、今年中に登りたい山のリストに挙げていたこと。コースタイムが10時間程度と長く、日帰りでは難しいが、1泊2日ならちょうどいいこと。途中に山小屋がいくつもあり、場合によってはそこを利用できることなど。実際、初めてのテント泊が雲取山という人は多いようだ。

ピストンではつまらないので、奥多摩湖側の鴨沢から入山し、秩父の三峰へ下山するルートを選んだ。逆方向にしなかったのは、交通機関の関係で鴨沢のほうが早く登り始められるから。

当初の案では1日目に雲取山山頂に登り、その先の雲取山荘のテント場を利用しようと考えていた。でも、ネットで情報収集すると「雲取山荘より雲取奥多摩小屋のテント場のほうがいい」という感想がいくつかあったので、自分もそうすることにした(結果的にはこれで正解だった)。

■ 11/2(水) 1日目

■ コース:鴨沢(545m)⇒七ツ石山(1757.3m)⇒雲取奥多摩小屋(1750m)(テント泊)
■ 行動時間:約5時間(休憩含む)
■ 参考:「ヤマケイアルペンガイド4 奥多摩・奥秩父」(山と渓谷社)

世の中的には11/4(金)を休みにして4連休という人のほうが多いと思うが、山も混雑しそうなので、あえて今日を休みにした。

いつもの電車でJR奥多摩駅まで行き、西東京バスの深山橋バス停で下車。準備運動をしてから鴨沢まで30分ほど歩く(鴨沢まで行くバスはちょうどいい時間がなかった)。深山橋では自分のほかに男性2人組が降りた。その人たちとは鴨沢~雲取山まで何度も会ったので、ほぼ同じ行動をしたのだと思う。

鴨沢では登り口がわからずちょっと迷った。何度か行き来して「雲取山・七ツ石山方面」の看板を見つける。

「雲取山・七ツ石山方面」の看板
駐車場のわきを登る

駐車場のわきを登ると細い山道になる。しばらく歩くと一旦車道に出て、その先に登山口が現れた。

登山口

山腹に付けられた、なだらかな細い道を進む。最初のうちは杉林だが、あるところを境に急に広葉樹林になる。紅葉というより新緑の季節のような、鮮やかな緑の中を進む。

緑が鮮やか

途中、何かの鳴き声が聞こえたかと思うと、登山道の少し先を小熊くらいの黒い動物がザザッと駆け抜けていった。ここまで「熊出没注意」の看板がいくつもあったけど、確かにいるぜこりゃ・・・。

今回、初めてトレッキングポールを使ったのだが、いまいち歩きのリズムに乗れない。ポールにつられてつい足の運びが雑になってしまう。カメラや地図、コンパスを取り出すときにもいちいち邪魔になる。それでもポールを使ったほうが絶対に楽だろうから、早く慣れることだ。

出発前に量ったザックの重さは約10.5kg(水1.5Lとポール含む)。その後、コンビニで買った食料と移動中に履いていた超軽量シューズが加わって11kgくらいになったと思うが、テント1泊分としては軽く収められたほうではないだろうか。UL(ウルトラライト)まではやる気はないけど、一般的な範囲でできるだけ軽い装備を選んだ効果か。それでもこれまでの日帰りザックに比べれば重く、重心が高くなったので、慣性が働いて体が左右に振られやすくなった。細い道なんかでは気をつけないといけないな。

途中の水場で休憩。水はチョロチョロ程度。

水場

堂所を過ぎたところで、真っ赤な実をたわわに付けた木があった(写真ではわからんな・・・)。ナナカマドだろうか。その後もあちこちでこの木を見かけた。

ナナカマド?

このあたりから道が急になり、ふと振り向けば富士山が。

富士山

標高を上げるにつれて紅葉(黄葉)も映えてくる。

黄葉

マムシ岩のあたりの分岐を急なほうへ進む。ジグザグの急坂を登り、七ツ石小屋に到着。

七ツ石小屋

丸太の椅子に誘われて、ここで小休止。富士山が良く見えた。

丸太の椅子

七ツ石小屋の管理人さんは明るくて感じが良かった。笑顔で挨拶してくれたし、ちゃんと客商売をしているという感じ。

七ツ石山へ向かう。石尾根に出て少し行くと、七ツ石神社がある。「七ツ石山」の名前の由来だろうか、神社の裏には大きな岩がいくつも並んでいた。

七ツ石神社

最後に急坂を登って、七ツ石山山頂に到着。

七ツ石山山頂

これから歩く石尾根、そして雲取山が一望にできる。

石尾根と雲取山

山頂では「nalsima」ジャージを着た男性が休んでいて、思わず「自転車やってらっしゃるんですか?」と声をかけてしまった。自転車のジャージって、登山用ウェアとしてはどんな具合なのかなあ(笑)。

鷹ノ巣山のときも歩いた石尾根は、幅が広くてとても気持ちのいい道。いつか縦走してみたいな。

ここにもナナカマド(?)の真っ赤な実が鈴なり。

ナナカマド?

いつしか空にはうろこ雲。 ※後で調べてみると、うろこ雲は天気が悪くなる前兆らしい。当たってた・・・。

うろこ雲

「イヤン」って感じで身をくねらせた木。なんか色っぽい(笑)。

「イヤン」の木

雲取山ヘリポートを過ぎ五十人平へ来ると、すでに2~3張りテントが張られていた。「いい場所を取られちゃったかな?」とちょっと気が急きつつ、今日の目的地の雲取奥多摩小屋に到着(13:40)。

雲取奥多摩小屋

小屋の番人さんに幕営料(400円)を払い、さあテントの設営だ。

長くなってしまったので、(その2)へつづく・・・

登山:雲取山

2011 11/03
(木)

昨日年休を取って、1泊2日で雲取山へ登ってきた。初めてのテント泊。

今回はほぼ計画どおりに順調にいった旅だった。なので「思いがけない出来事」みたいなものはなかったが、まずは無事にテント泊の経験が出来て良かった。条件にも恵まれたと思う。夜の寒さだけは予想以上だったが・・・。

レポは後日に。

1ヶ月ぶりに病院へ

2011 11/01
(火)

今日は約1ヶ月ぶりに病院(神経内科)へ。「脚の状態に大きな変化はないが、自転車の練習も一応出来ているし、今くらいの状態でいいのではないかと思う」と伝え、これまでと同じ分量の薬を飲み続けることにした。

たぶん、今より薬を増やせば悪影響(不安感など)のほうが強くなってしまい、逆に減らせば脚への効果が薄れてしまうと思う。

次回の通院は12月20日。

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