陽風を感じて

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下呂~野辺山ツーリング(2)

2006 07/18
(火)

(1)からつづく・・・

□ 下呂~鈴蘭高原

ウォーミングアップを済ませ、10:55に下呂駅を出発する。今回のツーリングでは1日目に下呂から鈴蘭峠、野麦峠、杖突峠などを通って諏訪で一泊。2日目に諏訪から野辺山で折り返し、できれば伊那まで戻ってくるという計画だ(走行距離は約300km)。美濃~野辺山を往復するBRM729美濃600kmブルベの、およそ2/3程度の部分を走ることになる。

R41を北上し、美濃600kmでPC2となる「タイムリー萩原上呂店」を目指す。やや向かい風で、洞門に入るとすっと速度が増すことから風の影響が感じられる。途中にR257との交差点があり、ここからが美濃600kmのコースだ。

下呂駅から10kmほど走ると、道路の右側にタイムリーがあった。ここがPC2のようだ。今朝はのぞみの中で軽くサンドイッチを食べただけなので、おにぎりを買って食べる。レシートで店名を確認すると・・・あれっ? 「萩原中央店」とある。まあちょっとしたキューシートの間違いだろう思って先へ進む。3kmほど行くと、道路の左側にまたタイムリーがあった。こっちが本当の「萩原上呂店」だ!



今回は途中からブルベのコースに合流したため区間距離がわからなかったのが原因だが、これだけ近いと本番でも間違えてしまったかもしれない。試走しておいてよかった。

矢ヶ野の交差点でR41を離れ、K437に入る。アスファルトのひび割れやつぎはぎで路面が荒れているが、最初のうちだけだった。そして鈴蘭高原へと上るK441へ。



序盤はなだらかな上り。中盤からややきつくなるが、なだらかなところが交互に現れるので休みながら進むことができる。しかし終盤になると、目に見えて坂が一段急になる。これはきつい。特に今日は重いリアバッグをつけてきたので、後ろから引っ張られているのが明らかに感じられる。数kg増でこれほど違うのか・・・太りたくはないものだ。心拍数がブルベとしては高すぎる180前後になっている。これはまだ脚がフレッシュな証拠だが、本番ではもっとペースを抑えて体力を温存しないと。

最後のほうに「10%」の標識があったが、そこから先はそれほどきつくなかった。13:07、「鈴蘭高原」の石碑がある地点に到着(下呂駅からの走行距離 37.7km。以下同じ)。道路の中央に生えている木の根元に「標高1,250m」の看板がある。



自転車を降りてしばし休憩。何羽ものうぐいすが競い合うように鳴いている。鈴蘭峠の上りは峠が近づくほど勾配がきつくなる、いやらしい坂だった。すでにお昼の時間を過ぎており、朝食も少なすぎたので空腹感を感じる。ウイダーinゼリーで補給。



ここが峠かと思ったがすぐには下りにならず、アップダウンを繰り返してどちらかというと上っている感じもある。道を間違えていないか心配になったので、道路脇でなにか作業をしていたおじさんに「スキー場方面はこっちですか?」とたずねると「スキー場へ行ってもやってないよ」の答え。そりゃそうだ、この時期にこの格好でスキーに行くわけないじゃん・・・と思いながら「スキー場方面は・・・」と“方面”を強調してもう一度聞くと、逆に「どこへ行くのか?」と聞かれたので「くるみ温泉」と答える。すると非常に詳しく順序立ててルートを説明してくれた。いや~ありがとうございました(笑)。きっと説明するのが好きなおじさんなんだろう。

感覚的に「ここがピークか」と思われる地点に“コンビニエンスストア”があった。



店内には入らず中を覗いてみたが、カップラーメンやスナック菓子ばかりで保存のきかないおにぎりやパンなどはなさそうだった。ドリンクの自販機があり、平地と同じ値段で売っていた。

そこからの下りはかなり急。特に踏み込まなくても60km/hが出ていた。これは復路が大変そうだ・・・。

AJ愛知の掲示板の7月1日の書き込みによると「鈴蘭高原越えルートと高遠・杖突峠ルートは変更しました」とある。今回走ったコースは変更されるのかもしれない。

□ くるみ温泉~道の駅 飛騨たかね工房

13:53、PC3となる「くるみ温泉」に到着(50.7km)。



温泉とオートキャンプ場があるようだが売店等は見当たらず、古くて品数の少ない自販機が1台あるだけ。ここをPCにするということは、スタッフ側でなにか食料を用意してもらえると思っていいのだろうか・・・?

R361に入り長い権現トンネルを抜け、14:18に「道の駅 飛騨たかね工房」に到着(61.7km)。ここで遅い昼飯にする。



レストランで「うま辛王のパスタ」を注文。メニューを見ると「うま辛王」のラーメンやカレーもあるが、「うま辛王」って何だろう?



出てきたパスタはビン詰めの山菜とベーコンを乗せた程度のものだったが、「うま辛王」がかけてある。「うま辛王」は唐辛子と米酢・天然塩で作られた高根村の特産品で、要するにタバスコみたいなもののようだ。



冷水がものすごくうまい。何杯もおかわりして十分に水分補給をさせてもらった。

□ 野麦峠

15:00、道の駅を出発。ダム脇の急坂を上り、高嶺大橋の手前でK39に折れる。いよいよ本日のメインイベント(?)、野麦峠への上りだ。



K39は最初5kmほど上り、一旦ピークとなって(地図で確認すると寺坂峠のようだ)3kmほど下ってからまた上る。自転車に限らず野麦峠を通るのは今回が初めてだが、「あゝ野麦峠」などの印象からかなりの難所だと想像していた。高嶺大橋から10kmほどの「野麦の館」の前で早くも休憩し、自販機でドリンクを補充する。



そこから1kmほど進んだところでぽつぽつと雨が降り出した。一旦停車し(あらら、もう足を着いちゃった)、トライバッグに入れてあるカメラやメモ用紙、地図をビニール袋で包む。さらに1kmほど進むと夕立のように大粒の雨が降り出したので再び停車し(あらら、また足を着いちゃった)、レインウェアを着込む。雨を口実に休んでばっかりだが仕方ない。

山の斜面には急そうな坂道が続いているのが見えるが、実際にそこまで行ってみるとさほど急ではない。峠の前の数kmはほとんど平坦に近い上り、あるいは下りもあったのだろうか。結局それほど苦労することなく野麦峠に到着した。何度も休んだので単純には比較できないが、鈴蘭峠のほうがずっときつかったように思う。ブルベにおけるヒルクライムでは無理に足を着かずに上ろうとせず、途中で休んだほうがいいのかもしれない。もっとも、そうすると休み癖がついてしまうのが難点だが。




風にたたきつけられるように雨が降っている。お助け小屋の軒先に自転車を停めていると入口に人影が見えたので「お入りなさいと声をかけてくれるのかな?」と思ったら、少し空いていた戸の隙間をぴったり閉めてしんばり棒をかまして(?)いるようだ。逆だった、入るなってことか(^_^;)。こんな悪天候の中でも数人の観光客が外を歩いている。



峠から見える山並みには雲の切れ間から日が当たっていた。先へ進めば晴れてくるのだろうか?

峠からの下りはかなり急で、タイトなコーナーが続く。雨のせいでブレーキがほとんど効かない。昨年のグランフォンド糸魚川で雨の中を走ったとき、まるでヤスリで削るようにブレーキシューが減っていったことを考えるとあまりブレーキングしたくないのだが、そうすればスピードが上がって余計にブレーキをかけなくてはならない。雨の下りは本当に嫌だ。落ちるような急坂の下に180度のコーナーが見えたときにはさすがに怖くなり、自転車を降りて歩いてしまった。



上の写真ではわかりにくいが、かなりの急坂だ。おそらく岐阜側より長野側のほうが勾配がきついだろう。これまた復路が辛そうだ。まあそれでも距離にして6~7kmの辛抱か。

□ 木祖村~伊那

17:40、すでに廃店した「Aコープ奈川南部店」に到着(103.3km)。雨はほぼ上がったようで、路面も半分乾いている。ここでK26に折れ、木曽方面へ進む。てっきり平坦だと思っていたが、このルートも上りだ! 一体どこまで続くんだろう、きつい・・・。道路に沿って進行方向とは逆に川が流れている。つまりこの川がある限り、ずっと上りということだ。

5kmほど進むとようやくピークが現れた。木祖村だ。



ここで地図を確認し、境峠を上ってきたことがわかった。あらかじめ地図を見て距離がわかっていれば、もう少し気持ちが楽だったかも・・・。この地点が分水嶺。「分水嶺」という場所は好きだ。ちょうど境目に落ちてきた雨粒が「どっちへ下りようかな?」とぷるぷる震えている姿を想像すると、なんだかいとおしい。

境峠からR19に合流する薮原までの約15kmは延々と下り。直線が多く、かなり快調に飛ばすことができた。でも逆に考えると、復路は延々15kmの上りということに・・・。これが往復コースの嫌なところで、せっかくの下りで復路が思いやられてしまう。それにしても美濃600kmでは往路よりも復路のほうが大変そうだ。往路4・復路6くらいのペース配分で考えておかないと、後半かなり辛い思いをすることになるだろう。

18:50、薮原の交差点でR19に入る。すでに薄暗くなってきた。リアライトを確認すると、浸水のため点灯したままスイッチを押しても消えなくなってしまった。グランフォンド糸魚川のときにはビニール袋に包んで防水性のサドルバッグに入れておいた携帯電話が完全に浸水して壊れてしまったし、リアタイヤが跳ね上げる水圧は想像以上のものがあるようだ。まあ、消えたまま点かなくなったのではなくてよかった。

ここでこれからのルートを検討する。諏訪の宿泊先は20時チェックインで予約してあり、もはや時間的にも体力的にも杖突峠へ行くのは無理だ。杖突峠をあきらめるのは決定として、ここからR19を北上して塩尻経由で諏訪へ行くか、それとも美濃600kmのコースどおりR361を伊那まで行き、R153で諏訪へ行くか・・・。やはりできるだけコースの下見をしておきたいので伊那まで行こう。



R19を数km南下し、R361へと折れる。トンネルの手前に珍しい8の字型をしたループ橋があった。



R361は木曽から伊那へと抜けるルート。道路もトンネルもまだ新しい。いつの間にこんな道ができたのだろう? かなりの大金がかかっていそうだ。トンネルは全部で4つあり、どれも同じ構造。路側帯はあるが、センターラインに棒杭が立っているため追い抜く車が大きく避けることができず怖い。最初の3つが上りで最後の1つ(権兵衛トンネル)が下り。権兵衛トンネルは長さ4,470mで、自転車で走るトンネルとしてはこれまでで最長だ。

トンネルを抜けると下り。涙で視界がにじみ、ハイビームのまま対向車がやってくるとまぶしくて何も見えなくなる。目の前に手をかざして「まぶしいよ」というゼスチャーをしたらライトを落としてくれたのが、なんだか気持ちが通じ合ったようで嬉しくなった(どんなオッサンドライバーかわからないけど)。

伊那市駅の付近で道をロストしながらも、20:15にPC4となる「ローソン伊那仲町店」に到着した(150.0km)。



宿泊先にチェックインが22時頃になると連絡を入れ、カップラーメンと菓子パン、グレープフルーツジュースで夕食にする。先日の沼津600kmブルベでは1日目の後半にすっかり食欲をなくしてしまったが、今日はまだまだ食欲旺盛だ。このへんの食欲がなくならないコツがわかれば、長距離ブルベで困らないのだが・・・やっぱり150km程度走るのと300km、400km走るのとでは別物なのか。

□ 伊那~諏訪

20:45にローソンを出発。R153を北上して塩尻方面へ向かう(ここから美濃600kmのコース外)。この道は沼津600kmでも走ったルートで、おぼろげながら記憶がある。あのときも夜だったがまたしても夜になってしまった。一度は昼間走ってみたいよ。

辰野で諏訪方面へのショートカットとなるK50へ折れる。このあたりでまた雨脚が強くなってきた。諏訪まであと十数kmだが、途中に有賀峠があり今度はどんな急坂だろうと戦々恐々だ。

しかしK50は恐れたほどの急坂ではなく、脚に負担を感じずに上っていくことができた(かなりギアを軽くしている)。まったく街灯のない区間もあり、CATEYEのHL-EL510×2灯ではほとんど役に立たないが、ときおり通過する車のライトで進路を確かめながら進む。

K50に入って9kmほどで峠を越えた。下りではときどき霧の固まりようなものが流れている。諏訪湖の夜霧だろうか? とロマンチックなことを考えたがそうではなかったようだ。ずぶ濡れになりながら夜中に急坂を下っている図というのはかなり悲惨な状況だが、不思議と気持ちは穏やかだ。眼下に諏訪の明かりが見えてきてほっとする。

上諏訪駅の近くでは、いつもそうなのだろうか? 通り沿いに大きな提灯がたくさん灯されていて幻想的だった。晴れていれば停まって写真を撮るのだが、相変わらず雨が降っていてカメラを取り出せない。道に迷ってやや遠回りしながらも、22:50にようやく諏訪湖畔にある今夜の宿泊先「民宿あひる」に辿り着いた(186.7km)。

(3)につづく・・・

コメント

岐阜~長野の県境はどのコース行くんだろうと思ってたら
すずらん高原、野麦峠だったんですね。
夏のすずらん高原行ったことあるんですが、涼しくて気持ちよかった覚えがあります。懐かしいなぁ。コンビニ変わってない(笑)
スズラン型の街灯もまだありました?w
このあたりは全体的にいい場所ですよね。自転車だともっと体感出来そうです。のむさんの健脚がうらやましい・・・
とりあえず、体絞らないとな(-_-;

by: しろ * 2006/07/19 16:05 * URL [編集

なんか諏訪湖周辺も、強烈な長雨のせいで大変なことになってますね・・・
ブルベに影響ないといいのですが・・・
と、いうより何も起こらないといいですね。

by: しろ * 2006/07/19 16:22 * URL [編集

しろさん、こんにちは。
「コンビニエンスストア」という名のコンビニエンスストアには笑いました(笑)。
スズラン型の街灯は気づきませんでしたね~。ブルベ当日に確かめてきます。
鈴蘭高原も野麦峠も、晴れればすごく景色がいいみたいですよね。

> なんか諏訪湖周辺も、強烈な長雨のせいで大変なことになってますね・・・

いやホント、大変なことになってますね!
こんな日にツーリングでなくてよかった・・・
土砂崩れなどの影響がないかどうか、ちょっと心配です。

by: のむ * 2006/07/20 00:02 * URL編集

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