陽風を感じて

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BRM923神奈川600kmレポ(4)

2006 10/20
(金)

(3)からつづく・・・

■ PC6~PC7

10:50、PC6・デイリーヤマザキ御勅使工業団地店に到着(465.7km)。予定よりもやや遅れ気味だ。意外なことに、店の前にはずっと先を走っていると思っていたKさんがいらっしゃった。聞けば途中でハンガーノックになってしまったとのこと。

レインウェアとレッグウォーマーを脱ぐ。Kさんは「それでは・・・」と先に出発。しばらく休んでから私も出発した。照りつける日差しが暑く、すぐにアームウォーマーも脱いだ。

どうもキューシートと実際の道が一致しない。おかしい、どういうことだろう・・・と地図を見たり川のある方角を確かめたり、時間を費やしてからようやく「R20」と「K20」を間違えていたことに気がついた(すぐ近くにR20とK20があり、K20が正解)。こういうミスの仕方もあるのか。

甲府の街を抜け、いよいよ最後の難関・精進ブルーラインへ入る。本格的なヒルクライムルートが延々と続く。これはきつい・・・ブルベの一区間としては厳しすぎる。普通だったらここだけで十分なヒルクライムイベントになるぞ。

いや、きついのは膝のせいかもしれない。踏み込むたびに左膝が痛い。右足の小指もシューズに当たって痛み出した。速度がまったく出せない。9km/h台・・・8km/h台・・・ついに7km/h台まで落ちた。ケイデンスは50そこそこ。途中で休めばいいのだが、ここまできついと逆に意地になってしまう。休まず上り続ける。上っても上っても終わらない。振り返ると今来た道が山の斜面に隠れて見えない。どこが“ブルーライン”だ。単なる山奥の道じゃないか。こんなところに道を作って利用する人はいるのか。

トンネルを抜けて山の反対側に出て、ようやく精進湖に着いた。湖畔の駐車場のようなスペースに自転車を停めて休憩。疲れた。本当に疲れた。まったく信じられん。



シューズを脱いで右足の小指を確かめると、靴下の縫い目がちょうど当たる位置にきていた。痛みはこのせいだったのか。それもあるが、ロングライドすると右足の小指が痛くなる理由がもうひとつわかった。足が大きくなるからだ。普通に生活していても朝より夜のほうが足が大きくなるという。これだけ長時間踏み込む運動をしていればもっとだろう。

精進湖を過ぎると往路でも通ったR139に合流する。山中湖へ向かうにつれて、道は観光の車とツーリングのオートバイで渋滞してきた。中には暴走族みたいなのもいる。PC7の近くでは歩道を走らないと先へ進めないくらい渋滞していた。

■ PC7~フィニッシュ

15:15、PC7・ローソン富士吉田新屋店に到着(522.6km)。いよいよ最後のPC、残りはあと80kmだ。さすがに精進ブルーラインであれだけ手こずってしまうと、Kさんの姿はすでにない。乗鞍ヒルクライムでわりと好成績だったこともあり「上りの多い今回のブルベは、私は速いほうかも!?」なんて思っていたのだが、とんだ思い違いだった。パスタやカップスープでしっかり補給し、最後の区間に向けてゆっくり休息をとってから出発。

・・・と、すぐに反対側からブルベの参加者が1人走ってきた。PC3(塩尻)でも一緒になった方だ。あれっ、なぜ!? すでにゴールして自走で帰宅途中? にしては距離がありすぎだが・・・。

ようやく喧騒を抜け、山中湖の北側(往路は南側だった)を走る。R413(道志みち)へ入り、山伏峠(山伏峠ってこんなところにもあるんだね)のトンネルを抜けて道志村へ――。



実は今回のブルベで一番楽しみだったのが、道志村を走ることだった。小学生か中学生のころに学校の図書室から借りて愛読した「三太物語」のシリーズ(学研の本で5巻くらいあった)の舞台となったのがこの道志村だ。そこを初めて訪れることができるととても楽しみにしていたのだが・・・期待を裏切られる結果になってしまった。

風景はたしかに田舎ののどかさが感じられるいい雰囲気なのに、どうもこの道は抜け道になっているようで、スピードを上げてひっきりなしに車が通り過ぎていく。さっき見たような暴走族まがいのオートバイまで耳障りな騒音をまき散らして走っている。三太やその仲間たちがそこらへんから「ひょいっ」と現れるんじゃないか、というくらいの昔ながらの静かな村を想像していたのに・・・。ここの住民の人たち(おそらくお年寄りが多いのだろう)は息を潜めるようにして、よそ者たちの姿をあきらめの気持ちで眺めているのではないだろうか。

先へ進み日が暮れると、嫌な気持ちはさらに大きくなった。道は細くなったのに交通量がますます増え、まるでレースでもしているかのようにみな殺気立って車を走らせている。自転車を追い抜くときもまったくスピードを落とさず、対向車が来てもお構いなしだ。私がひかれるか、私を避けようとした車が対向車とぶつかるか。すごく怖い。ひどすぎる。これがもう25年も前から憧れていた道志村か。心底がっかりした。あるいは時間や曜日が違えば、静かなときもあるのだろうか・・・。

40km以上もの長い道志みちを抜け、R412へ入った。残りはあと25km。キューシートの「半原小入口」というポイントで本当は信号を曲がるべきなのに、その少し手前の看板で曲がってしまい道に迷う。地図を見てしばらく考えたあげく、間違えたポイントまで一旦戻ることにした。迷ったときは下手に進まず、元の場所へ戻るのが最善だ。

ひっそりした工業団地内を抜けると、交通量の多いR129へ。昨日の朝、スタート地点へ向かうときに通った座架依橋を渡る。ついに帰ってきた。20時に間に合いそうだ。相模川の土手へ出て、グラウンドへ下りようとする――。

が、あれっ!? 昨日あったはずのグラウンドへ下りる道がない! おかしい。2度、3度行き来しても見つからない。あ~どうして! こんなことをしているうちに20時を過ぎてしまう! まさかここじゃなかったよなあ、という分岐を先へ進むと、意外にもそれがグラウンドへ通じる道だった。明るいときと暗いとき、さらに逆から来るとこんなにわからないものか。

ようやくスタッフの方を発見した。今回の担当者の古山さん、Kさん、もうお一人の姿が見える。20時ぎりぎり、ついにゴール! 膝痛に悩まされ続けたブルベがようやく終わった(約37時間)。

■ 帰宅

差し入れのジュースや果物をいただく(ゴールしてこういうものがあると本当に嬉しい)。まもなく2人の方がゴール。そのうちのお一人はPC7の近くで逆から走ってきた方だ。PC7に寄らずに通り過ぎてしまい、引き返していたとのこと。

道を詳しく説明してもらい、自走で相武台前駅へ。駅前のエレベーターのわきで自転車を分解し輪行の準備。疲労のために頭がまるで働かず、いつもなら何も考えずにできる手順がうまくできない。かなり時間をかけて荷物をまとめる。小田急線で新宿乗換え~中央線快速で東京駅まで。再び自転車を組み立て自宅へ向かう。

膝もそうだがお尻がものすごく痛い。が、ちょっと前傾気味になりサドルに当たる位置を変えると、びっくりするくらい痛みがなくなった。なるほど、こうやって位置を変えながら走ると尻痛を防げるのかもしれない。でも何百kmも走れば、いくら位置を変えても限度があるかな・・・。

そうして今回も無事(いや、膝は無事じゃないけど事故もなく)帰宅することができた。本当に有難いことだ。

コメント

お疲れ様でした。
じっと我慢して、今日一括で読みましたよw
この界隈は気持ちよさそうな所が多いので、行ってみたい箇所も多いのですが、一括で走るとやっぱりすごいですね・・・・
JR最高到達点はチャリダーがそこだけ攻めたりする場所ですし(^^;
やっぱり、のむさんは長距離走るのが似合いますね。(とは言っても膝の調子が悪化したらリタイアも検討・・・いや、私にはなんとも)
道志は残念でした。中央道と東名の間にある道で、日にもよりますが、信号が少ないので確かにすっ飛ばす車、バイク多いですよね。チャリダーにも人気の道で、途中の道の駅なんかでも湧き水が呑めるので一度走ってみたかったんですが・・・

by: しろ * 2006/10/22 01:07 * URL編集

しろさん、こんにちは。
ありがとうございます。イベントから1ヶ月も経ってようやく書き終わりました(笑)。
道志みちは日曜の夕方という一番悪いタイミングでしたね。
そういえば道の駅もありました。
そこで多少はお金が落ちるのかもしれませんが、基本的に通過されるだけの現地の人の心中はいかばかりか・・・と思います。
道志みちには三太にちなんだポイントもいろいろあるようですし、次は平日に時間をかけてリベンジしたいな~と思ってます。

by: のむ * 2006/10/22 19:17 * URL編集

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