陽風を感じて

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PBP2007レポ(5)

2007 09/04
(火)

(4)からつづく・・・

■ 8/21(火) スタート~PC2


  • Start: Saint-Quentin-en-Yvelines(サンカンタン・アン・イヴリーヌ)

  • PC1: Mortagne-au-Perche(モルターニュ・オ・ペルシェ) … 144.0km

  • PC2: Villaines-la-Juhel(ビレイン・ラ・ジェル) … 222.0km
    ※上記の距離は公式発表、本文中の距離は実際の走行距離。




沿道の観客の声援を受けて走り出す。スタート直後は混雑して片足しかクリートをはめられないような状態だったが、まもなく流れが良くなった。一緒にスタートを待っていた日本人のMさんとはすぐにはぐれてしまった。しばらくは2日前の試走でなんとなく覚えがあるような道を進む。

雨のせいか、道端では早くもパンク修理をしている人がちらほらいる。集団にまじって走っていると、日本人のFさんともう1人の方に追いついた(いや、追い越されたのかな)。2人は少しずつほかの集団を追い越していく。私にはちょっと速すぎるペースなので、少し距離をあけて追走する。

しばらくすると2人に追いつき、一言二言声を交わした。そのすぐ後、2時間あまり走った57km地点で、後輪の振動ががたがたと大きくなった。路面が悪いからだろうか、そうであってくれ・・・と願ったが、やっぱりそうではないようだ。自転車を降りて確認してみると空気が半分ほど抜けている。パンクか・・・。2年前のグランフォンド糸魚川で、スタートしてすぐにパンクしたことを思い出す。まったく、なんでいつもこうなるんだ。

建物の前の街灯が照らす歩道で修理を始める。雨で濡れたタイヤには砂が付き、リムはブレーキシューの黒い削りカスでたっぷりと汚れている。こんな状況で修理をしたらなおさらパンクの種を仕込んでしまわないか心配だ。一旦タイヤを外し、タイヤとチューブを何度か調べてみるがパンクした箇所が見つからない。もしかしたら自然に空気が抜けただけかも・・・と都合よく考え、せっかく外したタイヤをはめて空気を入れてみると「ジュブジュブ・・・」と空気の抜ける音。ちょうど濡れた路面に当たっている部分に2mmほどの穴があき、チューブまで貫通していた。

再びタイヤを外して新しいチューブに交換する。目の前を10~20人くらいの集団と、ばらけて1人になった人が数人ずつ、交互に通り過ぎていく。ときどき「大丈夫かい?」と(外国語だけど)声をかけてくれる人がいる。いつも携帯しているTOPEAKの「マイクロ ロケット CB マスターブラスター」でしつこく空気を入れたが、やはり完全には入らなかった(先日ブログでコメントをいただいたとおりだ)。このポンプは圧力が弱いので、続けてポンピングしているときはまだいいが、途中でやめてもう一度入れようとしたときにものすごく力がいる。そこで一旦少し空気を抜けばいいのだろうが、「三歩進んで二歩下がる」じゃあるまいしあまり時間をかけてもいられない。結局、修理開始から30分ほどでひとまずOKとして走り出した。

行く先には延々と赤いテールランプが続いている。1人では心細いので少しペースを上げて集団に追いついた。そんな調子でいくつかの列車を乗り継いでいく。

深夜1:20、どこかで写真を見たことのある、屋根の上に自転車のあるお店があった。


(画像クリックで拡大)


看板には「BOULANGERIE - PATISSERIE」と書いてある。PATISSERIEは最近日本でもよく見かけるようになったお菓子屋で、BOULANGERIEはパン屋のことだそうだ。


(画像クリックで拡大)


水やコーヒーをふるまってくれているようだが、混雑していたので写真だけ撮って通り過ぎようとすると、昨日人権体育館で声をかけてくださった日本人の方がいた。とっさに「ちゃんとしたポンプを持っていたら貸してくれませんか?」とお願いし、ゲージ付きのTOPEAKの「ロード モーフ G」(たぶん)を貸してもらう。さすがにこれは空気を入れやすく、8BAR近くまで入れることができた。本当に助かったが、こんなふうに人に頼ってしまうとは・・・。これからは荒川河川敷ならともかく、ブルベ本番ではもっとしっかりしたポンプを持とうと思った。

4:23、最初のPCのMortagne-au-Perche(モルターニュ・オ・ペルシェ)に到着した(スタートからの走行距離:139.0km※。以下同じ)。

※走行距離はPOLARのCS200cadで計測した値。CATEYEのCC-MC100Wに比べるとわずかに(1%ほど?)少なめに計測されるようだ。

なにやら大きな建物の前の広場に屋台が出て、食事を提供しているようだ(ここは通過チェックはなく食事のみ。なので正確にはPCではない)。雨を避けて建物の陰に逃げ込む。といっても屋根のある軒下は先客でいっぱいなので、ただ壁際に立っているだけ。ほとんど雨は避けられない。早くも大変な状況になってきた。

長い行列ができている屋台は利用せず、ジャージのポケットに入れてきた野菜サンドを食べる。スタートからここまで眠かった。最初のうちはそうでもなかったが、結構坂がきつかった。両脚ともひざ下に少し違和感がある。このところ長距離を走ると現れる、つっかえ棒が入ったような感覚だ。

ろくに休憩もできず、20分ほどで出発。・・・と、走り出してすぐに体育館のような建物があり、大勢の参加者が集まっている。あれっ、またPC? 今度はチェックがあるの? 初めてのPBPということもあり不安になってしまったが、どうやらさっきの広場はPCではなくこちらが本物のようだ。日本人の方に聞いたところチェックはないということなので、中には入らずすぐに出発した。

7時近くになってようやく空が白み始め、辺りの景色が見えてきた。広い牧草地の中、ゆるやかなアップダウンを繰り返す道を車列が続いている。


(画像クリックで拡大)


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やがて街の中へ。この頃には雨はやんでいたようだ。


(画像クリックで拡大)


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2つ目のPCがある街に入った。さっきポンプを貸していただいた方と一緒になり、「PCは混んでいそうだから」と少し手前にあるパン屋で補給することにした。


(画像クリックで拡大)


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クロワッサン、菓子パン、缶ジュースで3.02ユーロ。ポンプの方(お名前を聞いたのに忘れてしまった! 以下「ポンプの方」と呼ばせていただきます・・・)が外国人から長いフランスパンを半分わけてもらい、さらにそれを半分もらった。そのフランスパンと菓子パンを半分、今後の補給食として取っておく。


(画像クリックで拡大)


9:05、PC2・Villaines-la-Juhel(ビレイン・ラ・ジェル)に到着(220.6km)。すでにたくさんの参加者と現地の人で混雑している。エアゲートが作られ賑やかな歓迎ムードだ。


(画像クリックで拡大)


磁気カードをチェックしてブルベカードにスタンプを押し、サインを記入してもらう。室内に入ったらカメラのレンズが曇ってしまった。


(画像クリックで拡大)


(画像クリックで拡大)


ここではポンプの方とツーショットでカメラマンに写真を撮ってもらった。ウェブサイトで写真が見られる、と言っていたが、はてどこのサイトだろうか?

重厚な構えの教会が。


(画像クリックで拡大)


ポンプの方が水はどこにあるか現地の人に聞いてくれたが、教えてもらったのは屋外の流しにある水道だった。まあいいかということで、ボトルに水道水を補給する。この後、何度も水道水を利用したがお腹をこわすようなことはなかった。

(6)につづく・・・

コメント

のむさん,こんにちわ.
兵庫県のパテラと申します.

PBP完走おめでとうございます!
私は復路のルディアックでリタイアしちゃいました.

ビレインラジェルの町ではチェーンオイルを貸して頂き有り難うございました.
本当に助かりました.

のむさんのブログは以前から参考にさせて頂いていました.
今回,お会いできてうれしかったです.
今年のブルベシーズンは終わっちゃいましたが,
また,どこかでお会いできた際はよろしくお願いします.
それまで千切れないように精進します.

by: パテラ * 2007/09/05 09:39 * URL編集

PBP完走おめでとうございました。
スタート直後のパンクとのことでしたが「モーフシリーズ」は具合が良いですね。
私はミニモーフにしました、ゲージが無いので空気圧は勘に頼りますが。
でも小型なので携行には良いですよ。
これからも身体に気をつけて頑張ってくださいね。

by: 脳天気おやじ * 2007/09/05 10:00 * URL [編集

のむさん、こんばんは。

牧草地を自転車の列が続いている写真なんかちょっと感動的です。
その中を走ったのむさんが羨ましいです。

オレンジ色のPBP反射ジャケットは現地で販売されているんですか?
どこかの国のオリジナルですかね・・・?
各国の装備なんかも見れて面白そうですね。

by: taka * 2007/09/05 21:18 * URL編集

こんにちは。

▼ポンプの方・・・じゃなくってパテラさん(~_~;)
ポンプを貸していただいた上に、お名前を忘れてしまって重ね重ねすみませんm(_ _)m。
リタイアされたのですか・・・。
私も冷たい雨が降る深夜、ルディアックを出発するのが(往復ともに)一番辛かったです。

ポンプを貸していただいて私も本当に助かりました。
またブルベでお会いできるのを楽しみにしています。
自分のレポが一段落したら、パテラさんのブログも拝見しますね!

▼脳天気おやじさん
ありがとうございます。
脳天気おやじさんのおっしゃったとおり、マイクロロケットでは十分に空気が入りませんでしたよ。
よほどの怪力ならいいんでしょうけどね・・・。
あとはカーボン柄が私の自転車(RFX8)とマッチしているので、飾りとしてもいいのですが(^_^;)。
今後はブルベやイベント時にはしっかりしたポンプを持つようにしたいと思います。

▼takaさん
takaさんのコメントじゃありませんが、実際の景色はもっとすごかったんですよね~。
見渡すかぎり360度の牧草地が広がっていて、そこを自転車の列が連なっていく・・・
やっぱり写真じゃ表せませんね(カメラマンの問題もありますが)。

PBPのロゴが入ったオレンジの反射ベストは、現地(サンカンタン)の会場で売られていました。
私も1着買いましたよ(ちょっともったいなくて着ませんでしたが)。
装備でいいなあと思ったのは、ジャージのように後ろにポケットがついた総メッシュのベストですね。
そこにペットボトルや食料をたくさん入れている外国人がいました。
(反射素材付きで、もしかしたら手作りかも)
今後のレポで写真を載せようかと思います。

by: のむ * 2007/09/05 23:32 * URL編集

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