陽風を感じて

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PBP2007レポ(6)

2007 09/09
(日)

(5)からつづく・・・

■ 8/21(火) PC2~PC5


  • PC2: Villaines-la-Juhel(ビレイン・ラ・ジェル) … 222.0km

  • PC3: Fougères(フジュール) … 310.0km

  • PC4: Tinténiac(タンテニアック) … 364.5km

  • PC5: Loudéac(ルデアック) … 449.5km




PC2のビレイン・ラ・ジェルをポンプの方とほぼ同時に出発したが、お互い「マイペースで行きましょう」ということで一緒には走らなかった。しばらくは外国人の集団にまじったり、単独になったりしながらの走行が続いた。

昼の11時過ぎ、眠くてたまらず道路から少し離れたところにある木の根元に座って目をつむる。できれば芝生に横になりたいところだが、雨で芝生が濡れていてそうはいかなかった。


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静けさの中、間隔を置いて自転車が通り過ぎていく。数千人の集団も次第にばらけてきたようだ。


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10分ほどで出発。うとうとするまでにも至らなかったが、頭と体を休めるだけで多少は眠気が覚めた。

14時少し前、PC3・Fougères(フジュール)に到着した(309.2km)。体育館の中は大きく2つに仕切られており、一方が通過チェック、もう一方が食事のスペースになっている。


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天井からはいろんな旗が下がっていた。白黒のアメリカ国旗みたいなのがこの地方の旗のようで、これは復路で気づいたのだが別のPCの売店ではこのマークをデザインしたジャージも売っていた。荷物になるので買うのはあきらめたけど、後から考えれば重ね着するか、ポケットに入ったかもしれないなあ。


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大人にまじって働いていた小学生くらいの少年に、サンドイッチとコーヒーを注文した。


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サンドイッチは長いフランスパンの半分に、スライスしたハムとチーズが挟まっている。別のPCではコンビーフを挟んだものもあった。サンドイッチというと薄切りのパンで作ったものという思い込みがあり、これを「サンドイッチ」と言って注文するのはちょっと抵抗があった(もしかすると、日本でも珍しくないものかもしれないが)。具はシンプルだし、最初は「固いフランスパンのサンドイッチなんて・・・」と思ったが、これが結構おいしくて次からのPCでも置いてあるところではほとんど欠かさず食べた。


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40分ほど滞在して外へ出た。相変わらずの降ったりやんだりの天気の中を出発する。

ここから次のPCまでは50kmあまりで、今回のPBP中最も短い区間。はっきりとは覚えていないが、前後の関係から思い出すと見晴らしのいい牧草地帯ではなく、わりと日本に似た雰囲気の、雑木林の中の細い道を通ってきたのがここだったんじゃないかな。一時的に脚の調子がよくて、ほかの人を追い越しながら快調に走った区間だった。

17時頃、PC4・Tinténiac(タンテニアック)に到着した(362.9km)。


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屋外に設けられた食堂では例によってフランスパンのサンドイッチや、お菓子、果物、コーヒーやコカコーラといった各種の飲み物などいろんなものを売っていた。ここではポンプの方とAJ神奈川のKさんと一緒になり、テーブルで食事をしながら「PC間を休まずに走ってます?」「80kmの区間は中間あたりで休んでます・・・」みたいな話をした。だいたいどのPC間でも、ちょうど中間あたりに飲み物や食べ物をふるまってくれているところがあり(個人でやっていたり地域でやっていたりするのだろうか)、それがちょうどいい休憩のタイミングになった。

PC4~PC5の間でも、ちょうど中間地点にそういうところがあった。たぶんこの辺に住んでいるのだろうオジサン・オバサンたちが前を通る参加者に「カッフィ~」などと声をかけている。なぜか寄っていく参加者は意外に少ないようだが、図々しい私はコーヒーとパウンドケーキひと切れを有難く頂戴した。写真を撮ろうとカメラを向けると「一緒に写らないか」という感じで逆に写真を撮ってもらった。



親しげなオジサンに思わずもらい笑い。現地の人たちもみんな楽しんでいるんだなあ。言葉はほとんど通じなかったが、ジャポネ(日本人か)? 飛行機で来たのか? などと聞かれたようだ。パリなどの有名な観光地には日本人がたくさんいるけど、こういうところでは珍しいのかもしれない。


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区画整理されたような畑か牧草地の中の道をしばらく進み、街を通過する。


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すべての街の中心にこうして教会があり、「次の街の教会はどんな建物だろう?」と通るのが楽しみだった。なかには2つの街でコピーしたようにまったく同じ教会があるところもあった。あれはどういうことなのかな。

サンカンタンをスタートしてから24時間。日が暮れた22時頃にようやくサポートバスが待つPC5・Loudéac(ルデアック)に到着した(448.0km)。しかしそれからが大変だった。

PCの広い敷地内に入ると柵でコースが作ってあり、鈴なりになったたくさんの観客が拍手で迎えてくれた。その中で1人、日本人の方が「お疲れ様~!」と声をかけてくれた。おそらくサポート隊を買って出てくれた、どなたかの奥さんだろう。後になって思えばそこでバスの場所を聞けばよかったのに、疲労で頭が働かずそのまま通り過ぎてしまった(これがそもそもの失敗だった)。

駐輪場に自転車を停め、建物の中へ入って通過チェックを受ける。事前に「掲示板にバスの場所を張り出しておく」と聞いていたのだが、オダックス埼玉の掲示はあるものの自分が参加しているサポートパックの掲示は見当たらない。

まあ、この施設の駐車場にバスが停まっているんだろう、すぐに見つけられるだろうと思い、自転車に戻ってライト等を取り外し、それを入れた袋を提げて近くを歩き回ってみる。しかしバスが停まっているような駐車場はどこにも見当たらない。さっきの日本人の方に聞いてみようと思っても、どこかへ移動してしまったのか何度探しても見つからない。ほかの日本人参加者にもまったく出会わない。ああ、一刻も早く休みたいのに無駄な時間が過ぎていくばかりだ。

さっき通過チェックをした部屋にもう一度行ってみると、入口のドアにサポートパックのバスの場所を書いた紙が貼ってあるのに気づいた。なるほど、ここなら必ず通る場所だが掲示板に貼ってあると思い込んでいたのと、とにかく疲れていたので(あるいはネックポーチからブルベカードを取り出すために下を向いていたか)最初は見逃してしまったのだ。そして書いてあるバスまでの行き方もなにやら複雑で、とても疲れた頭では理解できない。

とにかく探してみることにして自転車で走り出す。何度も行ったり来たりしてみるが、バスはどこにも見当たらない。ああ、一体どこにいるんだ。そうこうしているうちに、ハンドルから提げていたライトとかが入った袋を「ガッガッ」と前輪に巻き込んでしまった。あ~もう! 貴重な時間がどんどん失われていく。

PCに戻ってくるとようやく日本人の方がいて「お疲れ様~!」と声をかけてくれる。違うよ、今着いたんじゃなくてさっきからずっとバスを探しているんだよ! とカチンと来たが、ここで怒るのは我ながら筋違いってもんだろう。あらためて行き方を説明してもらい、PCから1kmくらい離れたところにようやくバスを見つけた。まさかこんなに離れていたなんて・・・。もしサポートの方がいなければ、自力で見つけるのは絶対不可能だった。時刻は0時、ルデアックに着いてからバスを見つけるまでに2時間もかかってしまった。

結局まだ食事もとっていない。アルファ米をドロップバッグに入れてあったが、何時間もかけて作れるはずもない。とにかく早く寝なくては。バスの座席で濡れた服を着替え、腕時計のアラームをセットしてシュラフにもぐり込んだ。

(7)につづく・・・

コメント

のむさん、こんばんは。

すっかりフランス人と意気投合という感じですね(笑)

わざわざ日本から出向く者にとってはかなり大事ですが、
沿道の人達にとっては4年に1度のお祭りなんでしょうね。

苦しいだけじゃない楽しい1面を垣間見ました。

by: taka * 2007/09/10 23:09 * URL編集

takaさん、こんにちは。
返事が遅くなってすみませんm(_ _)m。

意気投合というか、わけもわからず笑ってるだけなんですけどね(笑)。

4年に1度のお祭りですから、結構貴重ですよね~。
しかもPBPは何十年も前から続いているってことですから、生まれたときから
4年に1度PBPがあるのが当たり前って感じでしょうか。
特にPCとPCのちょうど中間あたりに住んでいる人にとっては、補給所を出すのが
親の代からの役目になっているのかもしれません。

by: のむ * 2007/09/13 20:58 * URL編集

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