スタートに遅刻!でも目標達成
2009
04/06
(月)
4/5(日)に参加した第2回パナソニックヒルクライムin伊吹山、スタートの整列に遅れて30秒遅れでスタートするという大失敗をしてしまった。でも「上位2%に入る」という目標は達成できた。
■ 4/4(土) 前日
自宅で昼食を食べてから、13:33東京駅発のひかりで輪行。車(レンタカー)で行くことも考えたが、時間がもったいないのと、長時間のドライブは疲労を溜める原因になるので今回は輪行にした。名古屋で東海道本線に乗り換えて、16:00大垣駅着。駅ビルのしょぼい食料品売場で夕食を買い込み、16時半過ぎに駅近くのLホテル大垣にチェックインした。
結構広い室内にダブルベッド。1人で泊まるにはもったいないような部屋だが、いろんな条件を考えて今回はここにした。17時半頃から夕食。20時過ぎに就寝した。
■ 4/5(日) 当日
4:30起床。熟睡とはいえないがまあまあ良く寝られたか。近くのローソンへ行って朝食を買い、ホテルで食べてから6:20頃にチェックアウト。大垣駅から関ヶ原駅まで輪行。自走しても17km程度だが、体力温存とパンクの心配があるので輪行にした。
関ヶ原駅に着くと、駅前では何人かの人が輪行袋を解いていた。自分も自転車を組み立て、すぐ近くの会場・関ヶ原町役場へ。
写真の背景に見えるのが伊吹山。天気予報では日中は気温が上がるということだったが、朝はまだ寒く風がある。
おにぎりを1つ食べ、8:00から受付開始。長い行列ができていて少し待たされた。トイレにも行列。余裕のある行動スケジュールをあらかじめ立てておいたのだが、どんどん時間が過ぎていく。
今回は輪行ということでフロアポンプは持ってこれず、「会場のメカニックサービスで借りればいいや」と思っていたのだが、なんとこの大会はメカニックサービスがないようだ。タイヤの空気は昨日の自宅出発前に入れたのが最後で、チューブラーのせいかすでに少し空気が抜けている(おそらく5barくらいになっていた)。う~む困った。
輪行なので当然ローラーも持ってこれず、会場周辺の道路を4周回ってウォーミングアップ。距離が短いしほかの参加者も走っているのでスピードを上げられず、心拍数はせいぜい150まで。ウォーミングアップとしては不十分だが仕方ない。走りながら「ポンプを使っている人がいたら貸してもらおう」と思ったのだが、こんなときに限ってまったく見当たらない。このまま出走するしかないか・・・。
9時半過ぎに、参加者が列になってスタート地点(伊吹山ドライブウェイの料金所)まで移動。細かい砂利が浮いた歩道を走る。こういう道はパンクしそうで嫌だな。
スタート地点には大勢の人。
早い人たちはもうスタートが始まっているようだが、前のほうの様子がよくわからない。召集の声も聞き取りづらく、いまいち状況がわからない。でも自分のスタートまではまだ余裕がありそうだ。
場合によってはレーパンで走ろうと思い、ロングタイツではなくレーパン+レッグウォーマーを履いてきたが、まだ結構寒いのでレッグウォーマーを着けたまま走ることにする。上はメッシュのノースリーブ+薄手の長袖インナー+春秋用の長袖ジャージの3枚重ね。ぎりぎりまでウィンドブレーカーを着て身体を冷やさないようにする。
ウォーターローディングをしているのでやたらとトイレに行きたくなる。今日もう4回目くらいのトイレに行き、そろそろ自分のスタートが近づいてきたなと思って前のほうへ。すると料金所ゲートのすぐ手前にメカニックサービスのテントがあって、フロアポンプが置いてある! なんでこんな直前に、と思いながらもこれ幸いと空気を入れて、整列場所へ・・・。
っとなんと、もう自分のグループがスタートしてしまった!!? 次のグループの人たちがスタートの列に並んでいる(本大会では、ゼッケンNo順に20名ずつ30秒おきに発走する)。目が合ったスタッフの人が「これと一緒にスタートしてください! でも遅れた30秒はタイムに加算されます」「え~っ、本当ですか~!!(泣)」 とにかくもう何も考えている暇もなく、合図とともにスタート! うひゃ~。
■ レース
今まで入念に準備を重ねてきたのに、最後の最後にこんなのってありか!? 30秒を走って縮めようとしたらどれだけ大変だと思っているんだ。まあこうなってしまったものは仕方ない。気づくとサイコン(心拍計)のスイッチも入れてなかったので入れる。
しばらくすると心拍数は165を示したままになる。いつものレースだと175前後まで上がるのだが・・・。やはりウォーミングアップ不足か。でも去年の乗鞍のように体調が悪いわけではなく、今日はこのくらいまでしか上がらないという感じ。スタート前に気持ちを落ち着ける時間がなかったせいで、これが目いっぱいなのかどうかもよくわからない。その後少しずつ心拍数は上がっていったが、せいぜい170台前半といったところだった。
参加者数が増えたせいか、去年よりも道が混雑している。何度か「抜きます!」と声をかけて、とにかく前へ前へ。
9km前後で一旦下りに。もう少し長いかと思ったが、すぐにまた上りになる。去年のゴールだった12km地点を過ぎ、ゴールまであと数kmになると強い向かい風が・・・。しかしこれこそみんな条件は同じだ。姿勢を低くして耐える。
ゴールまであと1kmを切ると、何度かダンシングしてわずかばかりスパート。それでも心拍数は170台だ。観覧の人たちの声援が嬉しい。最後はシッティングで踏ん張ってゴール!
■ ゴール後
去年はゴール後に仰向けになって起き上がれないくらい追い込めたが、今年はそこまではいかなかった。結局、心拍数は平均173、最高179(去年は平均180、最高186)。わけもわからず走り出したせいか、意外に短く感じた。脚にもそれほど疲れはなく、固定ローラーでテンポ60分のほうがよっぽど辛いよ。それだけ全力を出せなかったということか? でもまあこんなものか、という感じもする。
タイムは手元の時計で53:38。でもスタート後少ししてから計り始めたし、これに30秒が加算されると・・・う~んどうなるんだ。
オレンジジュースとアミノバイタル、あんパンとバナナで一息ついていると、ゼッケンNoが1番違いの人に声をかけていただいた。途中で私に抜かされ、1分遅れくらいでゴールしたそうだ。
ゴール地点。
駐車場からの眺め。遠くには雪をかぶった山脈も見える。
これまた長い行列に並んで計測チップを返却し、駐車場に座り込んでいると、さっきの人に「優勝してますよ!」と言われてびっくり。ここで優勝というのは自分が参加したカテゴリ「Road-C」(ロード男子30~39歳)全体のことではなく、それをさらにC-1からC-8まで約100名ずつに分けたグループの中での話。それでもまさか自分が1位だとは思っていなかったのでびっくりした。
張り出されたリザルトを見に行くと、たしかに自分が1位になっている。ただし当然ながら、Road-Cのほかのグループには自分より速い人もいる。一番速い人との差は4分くらい。自分は54分台の半ばで、手元の時計より1分も遅かったのでちょっとがっかり。
ということで表彰式。グループ毎に1~3位が表彰されるので、自分も表彰台の一番高いところに上ってしまった。自分にとっては細分化されたグループ内での順位はあまり意味がなく、あくまでカテゴリ全体での順位が重要なので気持ちは複雑だが、やっぱり自分の名前が呼ばれて表彰されるのは嬉しい。しかもPanasonicのジャージと金一封までもらえた! パナソニック太っ腹! こりゃ~何かパナソニック製品を買ってお返ししないといかんね。
下山後はローソンのコンビニ弁当で昼食を食べ、関ヶ原駅から彦根駅まで輪行して予定どおり彦根城観光&ひこにゃんグッズの購入(笑)。これについては省略・・・でも写真だけ。
駅前では井伊直政像がお出迎え。
ひこにゃん。ひこにゃん。ひこにゃんにゃん♪
公園では桜が満開。昼から酔っ払いもいっぱい。でも城内は五分咲き程度で、まだちょっと早かったか。
天守閣。すでに西日が傾いている。
白いたい焼きっつーのを食べた。ちょっと生焼けのような気もしたが、もちもちしておいしい~。
帰りは彦根駅から輪行し、米原駅でひかりに乗り換え~東京駅まで。20時半過ぎに帰宅した。
■ 結局目標は・・・
サイトに早速リザルトが掲載されたので、Road-C全体の順位を自分で集計してみたところ8位のようだ。DNS・DNFを除くRoad-C全体の人数が698名なので、8÷698=約1.1%。「年代別クラスの上位2%に入る」という目標を達成できた。
今回、スタートに遅れたことは大いに反省すべきだが、自分でも意外なほど気にしていない(だから彦根城観光にも行く気になった)。過ぎてしまったことを後悔しても仕方ないし、そういうことも含めて「実力」だ。また、仮に30秒タイムを短縮できたとしても順位は1つしか違わなかったようだ。これが2つも3つも違えばちょっと悔しいが。
それにしても、俺ってホント何かひとつは必ず失敗するね~。今後のレースはすべて車で移動する予定なのでフロアポンプの心配はないが、次は何を失敗するだろうか・・・(^_^;)。
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