陽風を感じて

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登山:雲取山(その2)

2011 11/05
(土)

その1)からつづく・・・

■ テント泊

いい設営場所を探してテント場を一往復。「テント場」といってもそれ専用に整備されたキャンプ場とはわけが違うようで、平らな地面があまりない。また、いくら良くてもほかのテントに近すぎると迷惑だろう。結局、いくつかの欠点(やや斜面になっている、風を遮るものがない、登山道のすぐ横など)はあるが、ほかのテントから離れていて富士山が望めるこの場所に張ることにした。以前に張られた形跡もあるし。

設営場所はここに決定

テントの張り方は一応家で予行演習してきたのだが、30~40分かかってしまった。これってなんか輪行袋に自転車を入れるのと似ている。慣れているほど早くてベテランっぽい、みたいな。

張り終わったテント

テントの正面には富士山。わざとらしいポーズで撮影(笑)。

テントの正面には富士山

尾根から5分ほど下った水場へ水を汲みに行く。上に(尾根の反対側だが)山小屋やポットン式のトイレがあり、ちょっと心配なのでこの水は沸かして使うだけにした。

テント場では、1人でテント泊をしているらしき若い女性を見かけた。こっちはようやく初めてのテント泊だというのに、女性1人でなんてすごいなあ(見た目は普通の女の子なのに)。まあ、その人の経験がどのくらいかは知る由もないが、水場へ下りていく姿が様になっていて山慣れしている感じだった。

16時頃から食事の準備。夕食はアルファ米とフリーズドライのカレー。あとインスタントのみそ汁を持ってきたのだが、クッカーのふたに具を入れてお湯を入れようとしたところで、持ち手が外れて具を地面にぶちまけてしまった。ああ、大切なエネルギー源が・・・(泣)。

仕方がないので、ふたの中にわずかに残った麩やネギにお湯を入れてスープにしようと思ったら、また持ち手が外れて今度はお湯をマットの上にひっくり返してしまった。ちくしょう、このふた全然使えねえ!(笑) それらを拭き取るためにたくさんペーパーを使い、残りが少なくなってしまった。もよおしたら足りないかも。

そんなふうにアタフタしつつ、富士山を眺めながら夕食。さぞかし解放感があった・・・かといえばそうではなく、「何でオレこんなことやってるんだろう?」という疑問のほうが大きかった。ホント、何でこんなことやってんの? 不思議・・・。

今日は「一旦テントを張ってから雲取山まで往復しようか」なんてことも考えていたが、ここまでにしておいて正解だった。何だかんだで意外に時間の過ぎるのが早く、暗くなる前に食事の用意や寝る準備も済ませておかないといけない。日没の2~3時間前にはテント場に落ち着いたほうが良さそうだ。

夕方から空が雲に覆われてしまった。明日の山頂からの景色は望めないかも。日暮れ前後に少し風が吹いたが、その後はまったくの無風状態。初のテント泊には有難い。

食事の後は今日のメモを書いたり明日の予習をしたり。明日は今日よりコースタイムが長いが、雲取山に登ればあとは下るだけ・・・と思いきや、白岩山や霧藻ヶ峰など、結構アップダウンがありそうだ。それでも下山口(三峰神社)の標高が高いので(今日の鴨沢は545m、三峰神社は約1000m)、そんなに大変ではないだろう。

そのうちに眠くなって、20時前に就寝。

23時過ぎに一度目が覚める。寒い・・・。シュラフのスペック的には「下着などのままでも、6時間以上快適に眠れる」温度のはずなのだが、全部のウェアにダウンジャケットまで着込んでいても全然寒いじゃないか。気温だけじゃなく、地面から伝わってくる冷気もあるのだろうか。今回、テントマットと個人用マットは敷いているのだが、シュラフカバーは買いたい製品がどこも在庫切れで間に合わなかった。その後は1時間おきくらいに寒くて目が覚めてしまった。

■ 11/3(木) 2日目

■ コース:雲取奥多摩小屋(1750m)⇒小雲取山(1937m)⇒雲取山(2017.1m)⇒白岩山(1921.2m)⇒前白岩山(1776m)⇒霧藻ヶ峰(1523.1m)⇒三峰神社(約1000m)
■ 行動時間:約7時間(休憩含む)
■ 参考:「ヤマケイアルペンガイド4 奥多摩・奥秩父」(山と渓谷社)

3:50にアラームで起床。あ~寒かった。家の中でぬくぬく・ふかふかの布団で寝られることの有難さを実感する。

100mくらい離れたところに大学生の山岳部(かな?)6人のグループがテントを張っていたのだが、そこでの話し声がすぐそばにいるように聞こえてくる(夜中のうちに誰かが隣にテントを張ったのかと思ったほど)。山ではものすごく声が通るんだなあ。逆にこっちのガサゴソいう音も聞こえて迷惑をかけたかもしれない。

朝食はアルファ米とフリーズドライのカレー(またかよ!)。その後テントの撤収。今朝も何だかんだで時間がどんどん過ぎて、5時に出発するつもりが6時過ぎになってしまった。ちなみに大学生のグループは、部歌(?)だかなんかを歌った後、「イチニーサンシー」と準備運動をして6時ぴったりに出発していった。このへんの規律正しさは部活ならではか。

こっちも準備運動をして、まずは小雲取山へ登る。距離は短いが小石のガレた急登で、朝イチの身体には少々きつい。

テント場の方向を振り返る。

テント場を振り返る

写真中央にまだ、水色のテントが張ってある。あの人は朝が遅いのか、それともベースキャンプにしているのかもしれない。

30分ほどで小雲取山山頂に到着。先行していた大学生のグループがここで再び体操をしていた。さすが部活、これも教科書どおりだ。

雲取山へ向かう。上にあるのが避難小屋、手前を歩いている6人が大学生のグループ(結構重装備)。

避難小屋と大学生のグループ

山の斜面にはチングルマ? ではないな。何だろう。植物の名前に地図読み、観天望気など、憶えたいことがいっぱいだ(後で調べてみると「マルバダケブキ」のようだ)。

マルバダケブキ?

避難小屋のわきを通って、雲取山山頂に到着。

雲取山山頂

東京都の最高峰。だけどこの看板には「埼玉県」と書いてあった(笑)。別の場所に三角点があり、こっちの柱には「東京都」と書かれていた。

三角点

山頂からは富士山をはじめ、南アルプス(写真の一番奥にうっすら見える山並み)。

南アルプス

西には先日登った甲武信岳(右奥に3つ並んだピークの真ん中)や、大弛峠の北奥千丈岳・国師ヶ岳(左奥のピーク)。

甲武信岳・北奥千丈岳・国師ヶ岳

東には先日登った鷹ノ巣山(右側のピーク)、そして遠方が新宿方面。

鷹ノ巣山・新宿方面

南には丹沢方面の山並み。その手前(左側)には先日登った三頭山も。

丹沢方面・三頭山

・・・と、木々に邪魔される北側以外はパノラマが広がる。

山頂での写真撮影でかなり時間を食ってしまった。下山路はあまりトピックもなかったので簡潔に書こう。下山路は結構な急勾配や露岩など歩きにくいところが多く、予想以上に大変だった。たぶん鴨沢から登るよりきついのではないだろうか。

鎌仙人(富田治三郎)のレリーフ。

鎌仙人(富田重治)のレリーフ

雲取山荘で山バッジを購入。進行方向には芋ノ木ドッケと白岩山が見える。

雲取山荘

白樺林の広いところに出ると、そこが白岩山。三角点と標識はやや離れたところにあり、特に面白みのない山頂だ。ここで鹿に遭遇。

白岩山山頂の鹿

最初はびっくりして「鹿、鹿!」と一緒にいた人に話しかけてしまったが、このへんでは鹿の多さに困っているくらいで特に珍しくはないようだ。鹿のほうも人に驚く様子はない。最初は小鹿1匹だけだったが、やがて親鹿(?)ともう1匹の小鹿も現れた。

白岩小屋を通過。

白岩山山頂の鹿

前白岩山を過ぎて下っていると、突然「パタパタパタッ」と大きな音を立てて雨が降り出した。カッパ(上)とザックカバーを付けて歩き出すが、しばらくすると止んでしまった。お清平で脱ぐ。

お清平

ところが、歩き出すとまた雨が降り出した。「着ると止む、脱ぐと降る」の法則だ。しかも山は落ち葉や木の葉に当たる雨音が大きいので、実際より余計に強く雨が降っているように聞こえてしまう。もう面倒なのでカッパは着なかった。その後も降ったり止んだりしていたが、ほとんど濡れなかったので着なくて正解だった。

霧藻ヶ峰に到着。休憩小屋がある。

霧藻ヶ峰休憩所

ここのご主人も感じのいい人で、「正面にあるあの山は何ですか?」と聞くと、両神山だと快く教えてくれた。あのギザギザの山に登ったんだなあ。

両神山

霧藻ヶ峰には秩父宮両殿下のレリーフ。

秩父宮両殿下のレリーフ

地蔵平を過ぎてしばらく下ると、道は歩きやすくなる。落ち葉を踏みしめ、緑のシャワーを浴びながらスタスタと歩く。こんなにたくさん落ち葉を踏んで歩いたのは、今年が生まれて初めてかもしれない。

緑のシャワー

奥の宮の鳥居をいくつか過ぎて、コンクリートの舗装路へ出ると、三峰側の雲取山登山口に到着した(13:03)。

雲取山登山口

鴨沢側の南面よりも、三峰側の北面のほうが紅葉が進んでいたが、一番紅葉が見事だったのは観光客で賑わうこのあたりだった。観光地だと紅葉もサービスして余計に赤くなるのか?(笑)

予定していたバスにも余裕で間に合い、バス~電車と乗り継いで帰宅した。初めてのテント山行が無事に終わった。

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